ジャズ調クラシック デオだ−トならではのアレンジ!
★★★★★
彼のオリジナルも含めブラジルテイストの作品は時を感じさせない斬新さがあります。デオだ−ト2とともに、その豊かな音楽性を味わってみてはいかが?
70年代を代表するクロス・オーバー・サウンド
★★★★☆
70年代を代表するクロス・オーバー・サウンド, 2007/4/15
By 菅章 - レビューをすべて見る
デオダートは70年代初頭洗練されたアレンジとキーボードによって人気を博したミュージシャンで、CTIにおいて影響力を持った存在でもあった。このアルバムに収められている「ツァラトゥストラはかく語りき」や「ムーン・ライト・セレナーデ」といったクラッシックやスイングジャズ、ロック、ポピュラーなどさまざまなジャンルの有名曲を新鮮なアレンジでカバーする手法はジャズの普及にも一役買った。僕はこのアルバムの中で「スピリット・オブ・サマー」と「カーリーとキャロル」が好きで、その心地よさに身を任せたものだった。しかもバックを務めるミュージシャンもロン・カーター、ヒューバート・ローズ、スタン・クラークといったトップミュージシャンで固められている点が魅力である。70年代のクロス・オーバーを代表するアルバムだといえよう。
聴き飽きたと思っても、よく聴くとやっぱりいい!
★★★★★
当アルバムのタイトル曲「ツァラトゥストラかく語りき」は当時大ヒットしただけに、アルバム持ってなくても、どこかで何度も耳にしていました。それだけで飽きちゃったような気になっていました。思い出しても、時代を感じさせるアレンジだよな。なんて思っていました。
改めてフル・アルバム聴いて驚きました。デオダート、ただものではありません。クリード・テイラーの元でクラシックをイージーリスニングジャズにアダプトしたアレンジャーとしては、他にドン・セベスキー、ボブ・ジェームスがいますが、換骨奪胎度という点ではデオダートが抜きん出ていたような気がします。
タイトル曲の「ツァラアトゥストラ・・・」もオーケストレーションのオブラートで覆われていますが、ソロ・パートが何気に取ってあったりします。しかも全体をドライブしているのは、スタンリー・クラークのベースと、何と言っても、ビリー・コブハムのドラムです。
当時の録音ですので、全体の印象は音の洪水と言う感じで、個々のメンバーのプレイを別々に聞き分けにくいというのが残念と言えば、残念です。
オーケストレーションを別にすれば、一番時代を感じさせるのが、ジョン・トロペイのギターと言うのが面白いです。当時とすれば、エレクトリック・ギターのロック・フレーズの導入と言う点が一番新しかったのですが・・・・
デオダートのフェンダー・ローズのプレイも好きです。テクニックがどうしたとかいう問題じゃなくて、歌心があります。もちろんリズム感も。作曲者としても、メロディーメーカーとしてのセンスがあります。やっぱり、ブラジル人ですね。
P.S.邦盤のアルバムタイトルは『ツァラトゥストラかく語りき』ですが、原盤のタイトルは実は"Purelude"、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」です。クリードテイラーの趣味か?
ミスター安定感
★★★★☆
最初から全部良い曲、ラテンフュージョン。管楽器が弱い個性なんだろうけどもっとパンチ力のあるフルートとかを入れて欲しいと思う。でも無難に良い作品。一流のスタジオミュージシャンで良い意味でも悪い意味でも演奏が完璧で洗練されてる。
70年代を代表するクロス・オーバー・サウンド
★★★★☆
デオダートは70年代初頭洗練されたアレンジとキーボードによって人気を博したミュージシャンで、CTIにおいて影響力を持った存在でもあった。このアルバムに収められている「ツァラトゥストラはかく語りき」や「ムーン・ライト・セレナーデ」といったクラッシックやスイングジャズ、ロック、ポピュラーなどさまざまなジャンルの有名曲を新鮮なアレンジでカバーする手法はジャズの普及にも一役買った。僕はこのアルバムの中で「スピリット・オブ・サマー」と「カーリーとキャロル」が好きで、その心地よさに身を任せたものだった。しかもバックを務めるミュージシャンもロン・カーター、ヒューバート・ローズ、スタン・クラークといったトップミュージシャンで固められている点が魅力である。70年代のクロス・オーバーを代表するアルバムだといえよう。