子供の時間
★★★★★
物語はますます常識では計れない領域に突入していきます。意識が芽生えて以来進化を続ける真悟は、ついに全知全能の存在にまで上りつめる。ロビンに監禁され更には恐るべき詐術にはまってしまったまりんを、彼の毒牙から守るため、真悟はその能力を駆使しロビンを消し去ることを決意。その方法は本当に驚くべきもので、先生の想像力に脱帽です。このエルサレムの展開は本作でも屈指の名場面でしょう。一方、刻一刻と迫る、まりんの“子供の時間”の終焉。子供が終わってしまう事が意味するものとは。ついに真悟は母と出会うのだが…。