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ブラックペアン1988

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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みんな若かった ★★★★☆
研修医 世良雅志が、高階と渡海というまったく種類の異なる人とのかかわりの中で
成長する姿が描かれている本。

医療の発展と術者の技術は相反するのかというのがテーマです。
どんなに医療が発展しても、それを駆使する術者の基本的な技量やフォローする環境が
重要なのだということが書かれているような気がします。

海堂尊氏が手掛ける一連の作品の中で、時代的には最も初期に属する本ですが、
バチスタの栄光を初めとして著者の作品を何冊が読んだ後に手に取るのがおすすめです。

他の作品では、海千山千の登場人物たちの若い姿が垣間見れて非常におもしろかったです。

特に研修医として稀有な経験をした世良雅志の今後がはやく読みたいと思いました。
いつもながらすばらしい。 ★★★★★
作品中の場面が目に浮かぶ。
登場人物が目に浮かぶ。
たまに、はっとする良い言葉がある。
非常にスリリングな展開を味わえる。
飽きることなく一気に読める。
と、いう感想です。
素晴らしいエンターテイメント ★★★★☆
外科研修医である世良が大学病院がいかなる場所かを知り、徐々にその内情に首を突っ込んでゆく。

昔の因縁「ブラックペアン」、権力争い。
これらが絡み合い、少しづつ明らかになってゆく。

この本筋はなかば想像できる結末でした。
しかし登場人物が実に個性的かつ魅力的。そしてその熱意や想いが伝わってきたので十分満足でした。

特に田村さんの手術でのいざこざ。
ここはリアルではない。こんな研修医はいないでしょう。
しかし、これこそがエンターテイメント―私が小説に求めているものです。
リアリティとエンターテイメントのバランスがいい。

中だるみしやすい中盤では、著者のシリーズの主人公が登場。
彼らの過去がわかるという粋な計らい。
飽きさせません。

病院内のリアルを描いた、まさに海堂尊らしい作品。
新人の成長、確執、因縁、あの人の過去。
いろいろな要素が散りばめられていて楽しく読めました。
バチスタ続編 ★★★★★
黒のペアンの意味は後半重要なキーワード。田口、島津、田口、藤原婦長、猫田、花房等々「バチスタ」以来の登場人物の20年前の話としても面白く読めました。「バチスタ」「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」と一連の作品を読破してからだと一段と面白く読めるでしょうチーム・バチスタの栄光
命を救う医師という仕事の特別さ、重さ、厳粛さに胸がうたれる ★★★★★
これまで読んだ著者の作品で最も良かった。研修医になったばかりの世良が初めて経験する手術、院内権力闘争、医師の仕事の厳粛さと命の重み。ひとりの青年の成長物語としても胸を打たれるし、病院がどのように運営されているか知れる点でもとても興味深く読めた。登場人物たちはすべて個性的なキャラクターだが、その奥には温かい人間性を感じさせる。いがみ合いの中でも後進を育てようとする意志がある。組織の中での自分の生かせ方としても読めるし、そのへんのビジネス書を読むよりよっぽどためになる。手術後の患者の言葉はどれもリアリティがあり、2度ほど読みながら胸がつまって、涙ぐんだ。