趣味で相対論
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好評 EMANの物理学 第2弾
祝! 重力波 初観測
一般相対性理論完成から100年、理論は変わらず
『趣味で相対論』の電子書籍版です。
固定レイアウト形式で、一部デザイン(ページ番号位置やページ上部)の違いの他はほとんど同じ構成になっています。ページ番号も紙版と同じですので紙版との違いを意識せずに互いに議論できるようになっています。
一般相対性理論を数式を使って丁寧に説明しています。
重力波については書いてありませんが、その一歩手前まで案内します。
数式についていけなくなっても、何をやっているかは文章でおよそ分かるようになっています。
1915年の発表から100年の間、少しも変える必要もなく成り立っている驚きの理論の中身を気軽に学んでみましょう。
【目次】
第0章 準備
第1章 特殊相対性理論
1.1 相対論はなぜ生まれたか?
1.2 エーテル理論の失敗
1.3 アインシュタインの指針
1.4 同時であるとはどういうことか
1.5 ローレンツ変換の求め方
1.6 時空回転と不変量
1.7 悩むのは無駄
1.8 固有時の意味
1.9 4元速度
1.10 E=mc2を導く
1.11 質量は増大するのか
1.12 物体は縮むのか
1.13 なぜ光の速さを越えられないのか
第2章 座標変換の理論
2.1 座標変換とは何か
2.2 見かけの力
2.3 ガリレイの相対性原理
2.4 4次元的世界観.
2.5 光はなぜ一定速度か
2.6 多変数関数の微分
2.7 運動方程式のローレンツ変換
2.8 偏微分の座標変換
2.9 マクスウェル方程式が不変となる変換
2.10 反変ベクトル・共変ベクトル
2.11 縮約の意味
2.12 省略記法の導入
2.13 テンソル解析の基礎
2.14 計量とは何か
2.15 反変・共変の変換
2.16 4次元の演算子
第3章 相対性原理の実践
3.1 相対論的な運動方程式
3.2 運動量ベクトルの変換
3.3 エネルギー運動量テンソル
3.4 相対論的なマクスウェル方程式
3.5 電荷の保存則
3.6 ゲージ変換
第4章 一般相対論の入り口
4.1 結論から始めよう
4.2 代表的な二つの公式
4.3 測地線の方程式の展開
4.4 重力場の方程式の展開
4.5 項の数を数えてみる
4.6 式の簡単化
4.7 質量は2種類ある
4.8 アインシュタインの解決法
4.9 質量は錯覚だ
第5章 リーマン幾何学
5.1 共変微分
5.2 平行移動
5.3 測地線
5.4 局所直線座標系
5.5 テンソルの共変微分
5.6 リーマン曲率
5.7 リーマン・テンソルは本当にテンソルか
5.8 リッチ・テンソル
5.9 スカラー曲率
5.10 ビアンキの恒等式
5.11 アインシュタイン・テンソル
5.12 ニュートン近似.
5.13 重力場の方程式へ
5.14 係数の値を決める
第6章 一般相対論の検証
6.1 シュバルツシルト解
6.2 光の湾曲
6.3 水星の近日点移動
6.4 重力赤方偏移
6.5 加速系の座標変換
あとがき
参考文献・謝辞
索引