幸せになるにはどうすればいいのか？満足できる人生とはどのようなものか？
人間は何を求めて生きればいいのか？
幸福感を高めるもの、永続する幸福を固めるものは何か？
個人の幸せと成功、社会の繁栄を共に高めるには？
挫折から立ち直る力であるレジリエンスを高めるには何が必要か？
これらを研究し、検証する「ポジティブ心理学」をオールカラーのストーリーマンガで紹介。ポジティブ心理学の入門編向き。

（ストーリー）
一流大学に入り、高い収入や権力を目指していた勇太は2回、大学受験に失敗したため、受験勉強を放棄し、荒んだ心になっていた。
家庭教師の星也の家でたまたま知ったポジティブ心理学のセミナーに興味を持ち参加することになる。
幸せには金や権力が必要と信じている勇太は、ポジティブ心理学を講義する大学教授のレンに反発しながらも、「満足できる人生の要素」「没頭」「ポジティブ感情」「人生の意味」「レジリエンス」「強み」などに関心を持っていく。
一方、大学講師で心理士の理絵は、男社会である大学で出世していくことに対して、女性として「壁」を感じていた。
タレントである姉の瑠華とベリーダンスを習っている理絵は、姉と共にダンスショーをしながら女性美を求める生き方に魅力を見出すようになる。
夫の星也はそれに賛同するが、理絵に魅かれる精神科医の生雄は学究生活と臨床を続けるよう熱心に求める。
迷う心を抱えつつ、ポジティブ心理学に参加する理絵に、レン教授も興味を持ち・・・。
「奈良メンタルクリニック」シリーズの第7弾。