書籍の厚みが薄い分、会議の事についてのみ説明しています。
「実践から」とか「私の経験から」と言う説明が無い為、少々リアリティには欠けますが、
図も多めに使っていますので、パラパラと読み進めるのには良いかと思います。
会議初心者向けに書いていますので、今後会議をどう進めれば良いのか？
会議をまかされたけど、どうやって始めれば良いのか？と言う方にオススメです。
2回ほど読み返して実践で使ってみました。
以前よりスムーズに会議を進める事が出来る様になったと思います。

コンパクトに、非常によくまとまっています。

構成も、まず最初に概要があり、よい会議の条件が定義され、
良い会議を実現するための準備、運営と展開されており、
読みやすく、内容も分かりやすいです。

会議本もたくさんあるので、ポイントを概要レベルで
つかみたい場合には、良い1冊であると思います。

特に、下記5点について触れられていた点は良かったです。
・良い会議を行うために事前に会議をデザインする
・議論の脱線防止に、議題・ゴールを設定する
・始めと終わりに目的を確認する
・進め方をデザインする（発散と収束）
・「要約」し「論点」を設定する

会議に関する書籍は数多くありますが、その内容は、「新たに立ち上げるプロジェクトに関する会議」や「新商品開発会議」などを主眼に置いたものが多く、
いわゆる定例的に行っている営業会議などの手法及び考え方を取り扱う書籍は思った程ありません。
そういう意味においては、本書の取り扱う内容は、ほぼ全ての会議形態を網羅しています。
自分自身も、毎月の営業会議を主催する立場で、普段から「会議を有意義なものにしたい」「会議のスタイルを見直したい、考え方を整理したい」と思っていました。
いくつかの会議に関する書籍を読みましたが、本書は基本的な事柄から分かりやすく解説しており、参考になります。
項目もいくつかに分かれており、一つ一つ確認し易くなっています。