肥田春充 師言（著者）
一人一人の肉体は、生ける神の住もう神殿である。
人間が病と不安から脱し、宇宙の光を充分に肉体に入れるには、意志に依ってその霊的影響を受けるようにしなければならない。
人間の救いは肉体を通してある。
本源的なものが、心の王座につけば肉体の全細胞・全原子が、変革する。
それが、人間の救いであり、復活である。 -- 宇宙倫理の書より（未出版） --

　肥田式強健術の創始者である肥田春充氏（1883-1956）は、人類救済のため｢宇宙倫理の書｣と称し、積んで人の背丈となる膨大な原稿（約8,000枚）を遺しました。この｢宇宙倫理の書｣は、昭和27年（1952）、故石川信一氏により｢日本の使命｣として初めて世に公開されました。
　第三次世界大戦を阻止するための日本の役割、また、今後、人類が進むべき、科学、哲学に立脚した真宗教への道について書かれています。
　今回の復刻にあたり、｢日本の使命｣、｢日本の使命 追補｣を底本として合本化し、本文は現代漢字、現代仮名遣いに変更、歌は現代漢字に変更しております。
　世界状勢が混迷する現代において、一人でも多くの方に読んでもらいたい書です。