この本は、次のような人のために書きました。

・ 「もっと前向きに生きたい」と思っている人
・ 「もっと精神的に強くなりたい」と思っている人
・ 大好きなことをして生きていきたい人

本書はそんな方向けに、気分を楽にして、前向きに生きられるような「考え方」を説明しています。

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■ 「考え方」で生き方を楽にしよう

毎日を生きていて、なぜだか分からないけれども、不安がある。
「今のままではダメだ」、「自分を変えたい」と思いつつも、恐怖心があって、新しい行動を起こせない。
打たれ弱くて、すぐに落ち込んでしまう。
なぜだか分からないけれども、生きるのがつらい。

それで、「もっと頑張らなきゃ」、「もっとすごい自分にならなきゃ」と頑張ろうとしたり、努力をしようとしても、なかなか続かない。
幸せになりたいのに、それに向けて頑張っているつもりなのに、全然幸せになれない。
そういうことって、よくあるのではないかと思います。

ですが、ちょっとした「考え方」次第で、大きく変わることがあります。
そんな時、少しだけ新しい「考え方」を取り入れることで、すーっと楽になることもあるものです。

例えば、おみくじで「大凶」を引いてしまったとしましょう。大凶は、普通は「嫌なこと」だと思うものです。
しかし、そこで「今がどん底だから、これからよくなる一方だな」ととらえるとどうでしょう。大凶という「一見すると嫌なこと」が、一瞬して希望に変わるのです。
そうすると、大吉だろうが大凶だろうが、「やった」と喜べるようになるものです。
この「一見嫌なことだけど、こう見ると、いいことでもあるよね」という価値観やとらえ方が、「考え方」ということです。


■ 「考え方」で苦しみを取り除く、というアプローチ

そこで、「考え方」という次元の要素が求められるようになります。
「考え方」とは、真実ではありません。
真実ではありませんが、そこで何かしらの折り合いをつけて、日々起こる出来事を幸せになるようにとらえて生きていく、ということです。

本書は、その「考え方」をきっかけにして、気分を楽にして、前向きに生きられるようにすることを目的としています。
「神様」という概念のうまい使い方から、生命の「生きる意味」、「ワクワク」という感情の見つけ方や使い方、そして「死への恐怖」の解決方法まで触れています。
主に、「前向きに、挑戦して生きていきたい」、「大好きなことをして生きていきたい」という方向けの内容となっています。

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■ 目次

はじめに

第一章　「神様」を使い倒そう！
　　「神様」って、いるの？
　　貴方は神の一部です
　　神がいるのなら、なぜこの世界はこんなにも不幸なの？　ほか

第二章　「生きる意味」を知る
　　エゴにさらされている場合、進化すればいい
　　「既存の価値観」を否定することから、進化が始まる　ほか

第三章　ワクワクすることをして生きればよい
　　「楽しいこと」や「ワクワクすること」をすると、進化する
　　自分が種の中で、弱い個体であることを許す
　　エゴの強い中に居続けると、病気になり、死んでゆく　ほか

第四章　「死への恐怖」を知る
　　「死への恐怖」があると、動けなくなる
　　「未来への恐怖」は妄想でしかない
　　「こうしなきゃ、だめになる」は全て幻想　ほか

第五章　「死への恐怖」を克服する
　　「死」の何を恐れているのか
　　人は死ぬとどうなるのか　ほか

あとがき