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ワールド・フィギュアスケート 42

価格: ¥1,890
カテゴリ: 大型本
ブランド: 新書館
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バンクーバー冬季五輪直前号! ★★★★★
 本当は荒川静香さんのインタビューが掲載されていることを目的に入手したのですが、浅田真央さんの勇姿で飾られた表紙からも、内容からも、バンクーバー冬季五輪への緊張、そして期待がぎっしり詰め込まれているのが強く感じられました。

 とにかく浅田真央さん、高橋大輔さん、よくやった!の一言です。浅田真央さん―――歯の治療中で女子フリー当日の生中継を見ることができなかったのですが、心の中で『絶対に浅田真央さんが金を獲る!』と信じながら治療を済ませました。しかし銀という結果に「え?」と半ば凝視しながらも、帰宅後にテレビで放映された、女子フリーの演技ハイライトで浅田真央さんが舞ったラフマニノフの『鐘』の最後のところで、ドーンと前から押し倒されたような強い感覚を受けた(?)のは良い思い出になりました。

 次に、高橋大輔さん―――運よく、私が通う大学の寮生活最終日が男子フリー当日と重なり、一人談話室のテレビで男子皆さんの氷上の舞をじっくり観戦しました。『道』で果敢に4回転に挑むが着地失敗、しかしそれにめげず他の演技が素晴らしかったことで、見事銅メダル、それも五輪男子フィギュアで日本勢初のメダリストとなったのですから、私の寮生活の最終日にふさわしい『プレゼント』でもあったことにとても感謝しています。

 冬季五輪後、トリノで開催された世界選手権でも浅田真央さんが王女、高橋大輔さんが王者、と共に頂点に立ったのですから、日本におけるフィギュアスケート層が今後より厚くなっていくことに間違いありません!4年後のソチ冬季五輪に期待!

 
アスリート浅田真央 ★★★★☆
GPFに進めなかった浅田。五輪内定が無く、首の皮一枚。後が無い状態て臨んだ全日本Fだった。しかし浅田はやった、やりきった。やれるという事を見せつけてくれた。恐らく、彼女にとって一番苦しいシーズンだったに違いない。五輪が控えていたが、調子が序盤から出ないシーズンだった。思ったような試合が出来ない、不安と恐れが積み重なる。しかしそこは浅田真央、練習が他の選手より、沢山出来ると頭を切り替え、練習に励んだ。そして、迎えた全日本F。 浅田は自信を持って試合に臨んだように感じた。見事。4連覇達成。逆境から光を見出す力。成績を落としたとしても、決してくさらず進む、それが浅田の凄さだ。辛いシーズンが続いていた。日本のマスコミに冒涜され、キムを褒めるコメントを常に強要されていたし、浅田に不利な判定も多くあった試合が続いていた。浅田はやると決めた事は、入れた。しかしながら、3Aの完全な認定がなかなか出なかったのだ。しかも認定されても、3Aの成功と認定されたとは思えない程の低いGOEで、点は伸び悩む。一体、審判達は、高難度のジャンプを何と心得るか!怒りと疑問がわいた。これは浅田の責任だけではあるまい。審判に問題がある。高齢で老眼が進み、目やにと、金で曇った眼の審判にまともな判定が出来る訳が無いだろう。来シーズンもまだ不安がある。また審判達が不公正な判定をしないよう、監視し、呼びかけなくてはならないと思う。
また、マスコミの報道にも注意が必要だ。日本人が日本人を応援するのは、当たり前ではたないか。