団地のナナコさん (新潟文楽工房)
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昭和50年代の真っただ中、国鉄民営化前夜の夏。
逆上がりが苦手だった小学4年生の私は、引っ越してきた国鉄職員団地で、孤独で知的で「猫になりたい」と願う不思議な少女と出会った。
生と死。
信頼と裏切り。
無邪気で残酷だった、あの少年時代の思い出は果たして何だったのだろうか?
「現代の怪談・民話」をコンセプトに紡がれる物語の結末には何が待っているのか?
「鉄道のまち」新潟県・新津を舞台にした、昭和と平成の2つの時代をつなぐ「祈り」と「救い」のファンタジー中編小説。