バブルズ、ブロッサム、バターカップは歌の選び方をよく知っている。『Heroes & Villains』は、タウンズヴィルの邪悪なモンキー、モジョジョジョをはねつける2000年の夏、一番クールなサウンドトラック。アニメネットワーク、『パワーパフガールズ』シリーズから生まれたこのアルバムは、ひときわ優れたコンテンポラリー・ロックポップを数曲含み、とくにこの季節にぴったり。のりのいい音楽は、オリジナルアニメをしのぐ出来。デーボのマーク・マザーズバーグとボブ・カサレがプロデュース、パワーパフガールズのクリエーター、クレイグ・マッククラッケンによってアーティストが選ばれた。全曲ハズレなしのアルバムだ。ハイライトは、ビートルズ風の「Walk and Chew Gum」 (Optiganally Yours)、コメダの一撃 「B.L.O.S.S.O.M.」、アップルズインステレオの「Signal in the Sky (レッツゴー)」少年ナイフの「バターカップ(I'm A Super Girl)」、そして曲の間に入っている楽しいストーリー。 デイーヴォが贈るサルのチアリーダーソング「Go Monkey Go」も勿論聞くことが出来る。おばかなサルのモジョのせいで進化論は崩壊だ。パワー全開で繰り返し聞いてほしい。