等身大のコミュニケーション入門
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この本を読んで、交渉力や交渉術とは、相手とちゃんとコミュニケーションすることだと気付きました。
相手の取り分を奪うだけでもなく、相手に譲るだけでもなく、自分と相手のそれぞれが何を必要としているか(「利益」)を、理由(「根拠」)と一緒に伝て、両方の利益を達成できる選択肢(「オプション」)を考え、もし利益が達成できないのであれば、他の方法(「BATNA」)を探る、人生とはその繰り返しである。そうしている限り、無駄な対立は生まれず、いい人間関係に恵まれて幸せになれるということが、著者の二人の軽妙な掛け合いで、身近な例で分かりやすく、語られています。世の中には、交渉自体が「対立」だと考えている人がまだ多くいると思いすが、交渉は、決定的な対立を避けるためのポジティブなコミュニケーションだということに、この本を読んで、一人でも多くの人に気付いてもらいたいと願います。
わかりやすい!
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交渉術、というとつい固くて専門的なイメージがわくのですが
読んだ印象はまったく逆。
なんだ、コミュニケーション力ってこういうことなんだ!
と頭をすっきりさせてくれる本です。
自分の言いたいことをすんなり受け入れてもらうにはどうすればいいか?
相手の言いたいことをつかむにはどうすればいいか?
交渉って要するにそういうこと。
きっとハーバードでの授業は難解なのでしょうけれど、
かみくだいて書いてあるのでとてもわかりやすく、楽しんで読めました。
続編を期待します!
目から鱗
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アメリカでハーバードメソッドのNegotiationsの授業に参加し、かつ、本書の中で紹介されている原書も読んだことがある者ですが、それらを実際に日々の仕事や私生活の中で活用するのは、なかなか難しいこともありました。
この点、本書は、Negotiationsの理論をわかりやすく再構築し、7つの視点という常日頃念頭に置きやすい形に整理しており、実際に使いやすいものとなっています。目から鱗の思いです。これなら実践できそうですので、今後役立てたいと思いました。
読まないと損するかも?!
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すっと読めて、すぐに理解して、日常生活に応用できる交渉術の本でした。
交渉、とは銘打っているものの、日常生活における些細な選択から大きな決断まで、あらゆる局面で使える思考の整理法が書かれているように思います。
この方法を用いると、日々の決断がシンプルで、有益で、後悔のないものになるのでは!!
と大いに期待しています。
また、企業法務の最前線でクライアントからの評価の高い弁護士のノウハウを垣間見るという点でも貴重な書ですね!
今後射手矢氏の仕事術的とか、人生を楽しむ方法とか、、そんな本も出るといいな〜。
スッと入ってきます
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交渉力についてはこれまでいくつか本を読んだことがありましたが、なかなかこれと思えるものに出会うことができませんでした。
この本は非常に読みやすく、わかりやすく、すっと頭に入ってくる気がしました。
何度か読み返し、自分のものにしたいと思います。