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信金・信組の競争力強化策

価格: ¥3,150
カテゴリ: 単行本
ブランド: 中央経済社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:高橋克英/著 出版社名:中央経済社 発行年月:2009年06月 関連キーワード:シンキン シンソ ノ キヨウソウリヨク キヨウカサク しんきん しんそ の きようそうりよく きようかさく、 チユウオウ ケイザイ シヤ チユウオウケイザイシヤ 4621 ちゆうおう けいざい しや ちゆうおうけいざいしや 4621、 チユウオウ ケイザイ シヤ チユウオウケイザイシヤ 4621 ちゆうおう けいざい しや ちゆうおうけいざいしや 4621 世界的な金融危機と信用収縮を経験した今、レバレッジを極度に利かせた投資銀行のビジネス・モデルに替わり、健全なバランスシートに基づいた商業銀行のビジネス・モデルが再評価されている。さらに地域や地方の時代、リテールの時代の重要性がうたわれているなか、相互扶助と地域密着を最大の特徴とする信用金庫・信用組合という協同組織金融の時代が訪れている。 協同組織としての信金・信組リテール金融の強化本業
「信金・信組に未来はあるのか?」 ★★★★★
「信金・信組に未来はあるのか?」−あると思う、いやむしろ、地銀や第二地銀よりも、可能性があるのではというのが率直な読後感想である。最大の要因は、やはり、元祖、地域密着金融であり、かつ協同組織金融である点に尽きよう。金融危機を経て、金融機関のモラルや存在意義そのものが問われ、バーゼル3など様々な規制が課せられるなか、「銀行」のビジネスモデルの原点は、欧米の銀行や日本のメガバンクにあるのではなく、日本独自の歴史的背景のなかで育まれてきた「信金・信組のビジネス・モデル」の中にあるのでは、と考えさせられる良書である。
業界本の詳細版 ★★★★★
信金・信組のビジネスモデル、相違点、投資スタンス等が詳細に書かれている。散見した限り、こういった類いの本でここまで詳しいものはなかったように思える。日興シティのシニア・クレジットアナリスト高橋克英さん執筆で、内容の信憑性、充実さは担保されていると思い購入。

会社に辞書替わりで置けるくらい内容は充実している。特に興味深かったのは、アメリカ、オランダ、フランス、ドイツとの比較である。各国の規模ランキング等もあり、それぞれの勢力図をイメージしやすくなっている。また、今後のビジネス展開としてBIS規制や地銀転換のページは必見。信金・信組への入社を本気で考えている人や顧客である先にお勧めしたい本だ。
顧客視点と競争優位の具体策が欠けており、単なる業界案内本になってしまっている ★★☆☆☆
タイトルに興味を惹かれ購入したが、正直なところ殆ど参考にならなかった。

収益モデルの確立として、貸出−運用−手数料の収益向上策を述べているが、業界で取り扱っている商品・サービスを紹介しているだけで、差別化戦略が見えてこない。

例えば、リテール分野としては、「スコアリングモデルや信用保証制度を活用した中小企業向貸出、個人メイン化としての住宅ローンの強化、消費者ローン、クレジットカード、投資信託等の金融商品販売、高齢者関連業務(リバースモーゲージ等)、コミュニティ関連業務(地域活性化等)」の強化を掲げている。

続いて、ホールセールには、「シンジケートローン、ABL,私募債、ノンリコースローン、DIPファイナンス、DES,DDS,地方公共団体向け業務、PFI,農業関連業務、環境関連、M&Aアレンジ」などを掲げているが、競合と比較した各業務の強みが書かれていない。

一方、信金・信組の今後の形態として、「地域密着型として独立経営を続ける」、「規模の拡大、合従連衡を模索する」、「中央機関と業務・資本提携する」としているが、これはある程度納得がいく。

最後に、信金・信組が輝く時代を目指すための(必要十分条件である)4つの組織改革の提言として、(1)全員が経営マインドを持つ、(2)本部を収益・営業支援部門に、(3)人材の再雇用と地域貢献(再雇用制度や定年の延長・地域内での雇用促進)、(4)あえてやらない選択(フルライン・モデルの再考)を掲げているが、(4)を除いては差別化戦略につながるとは思えない。

本書には、「顧客の立場から見て何が必要なのか」という顧客視点が欠けていること、「各種施策が(地方銀行ではなく)なぜ信金・信組の強化につながるのか」という競合優位性が見えてこない。表紙は立派だが3,000円は高すぎる。
個人的には、巣鴨信用金庫著「ホスピタリティ」の方が参考になる。
「信金・信組と銀行の違いは何か?」 ★★★★★
「信金・信組と銀行の違いは何か?」と聞かれて明確に答えられる人は少ないのではないだろうか。
一方で、本来、異質である両者が、同じ金融市場にて日々競合関係にあるのが実態といえる。
協同組織金融機関としての存在意義を保ちながら、銀行など他業態の金融機関との競争に如何に打ち克ち収益を得ていくのかを、貸出や手数料ビジネスの強化策を中心に述べている。また地域密着の特徴を生かせる、地方自治体向け業務や国際関連業務に加え、金融の分野においても脚光を浴びる、農業・環境関連業務、コミュニティ・ビジネス支援においても信金・信組の力が発揮できる分野と紹介されている。
普銀転換の可能性や中央機関の強化など、信金・信組の今後の展望も、海外事例を踏まえながら紹介されており、金融ビジネスに携わる者だけでなく、広く地方に関心のある者には欠かせない良書といえよう。
待望の2冊目 ★★★★★
著者の1冊目の地方銀行に焦点を当てた作品から1年ほどで出版された2冊目の当該文献は、簡潔に信金・信組の課題がまとめられている。

本書の貢献としては、(1)金融危機が収束点を探る中、海外の事例なども踏まえて信金・信組の問題点が示されているほか、信金・信組が運営方針策定に当たって喫緊の課題と考える可能性のあるファクターが多数示唆されていること、(2)金融業界のさまざまな業態においてもユニークと言える信金・信組といった協同組織金融を業務別に新たな事例まで含めてまとめられている上、系統上部やJAバンクグループ、労働金庫なども意識しながら分析が進められているといった希少価値のある書物であること、などが挙げられる。

内容もさることながら、図表も多数織り込まれているなど、著者が読者に対して理解を促すための多くの工夫が見られる良書であると言えよう。著者の3冊目も楽しみなところである。