新・人間革命8
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戸田城聖の後を継ぎ、創価学会第三代会長となった山本伸一の峻厳な「弟子の道」が綴られている。日蓮大聖人の仏法のヒューマニズムの光をかかげて、世界を舞台に繰り広げられる民衆凱歌の大河小説。
<各章の概要>
【布陣】昭和38年5月、伸一は、翌年に迫った恩師・戸田城聖の7回忌を目指し、広布の布陣強化を決意する。第25回本部総会等で新たな人事を発表。6月、伸一は徳之島を経由して、奄美大島を初訪問。総支部を結成するとともに、命がけで離島広布に戦ってきた同志を激励する。
【宝剣】7月、男子部幹部会に出席した伸一は、恩師の7回忌を期して、「本門の時代」に入ることを宣言。女子部幹部会では、男子部・女子部の部員100万達成を提案。関西に赴いた伸一は、京大生への「百六箇抄」講義を始める。そんな折、聖教紙上に、日達法主から僧侶・法華講への「訓諭」が。背景には、広布の息吹もなく、学会を批判する宗門の腐敗が。
【清流】昭和38年7月28日、言論部の第1回全国大会。伸一は“今こそ民衆救済のために、正義の言論の剣をとって前進しよう”と訴える。8月の男子部幹部会では「世界広布の歌」が発表。9月には信濃町の新学会本部が落成。10月には民音の発足。こうしたなか幹部の不祥事が発覚。これらを通し、広布を撹乱する魔の本質を究明する。
【激流】38年11月23日、ケネディ大統領暗殺の激震が世界を走る。12月に学会は400万世帯を達成。39年を「団結の年」と決定。1月、学会の代表による韓国訪問に対し、渡航不許可の通知が。韓国には、かつて日本が行った非道な侵略の歴史がある。学会に対しても根強い誤解があり、同志は迫害を耐え、粘り強く社会で信頼を勝ち取っていく。