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NHKスペシャル 幻の大戦果 台湾沖航空戦の真相 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: NHKエンタープライズ
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「大本営発表」の真相 ★★★★☆
アジア・太平洋戦争末期、敗色濃い日本に1つの大戦果がもたらされた。航空母艦11隻轟撃沈、8隻撃破。1944(昭和19)年10月12日から始まった台湾沖航空戦の大本営発表である。しかし、その大戦果は全くの幻であった。

本作は、2002(平成14)年8月13日にNHK総合で放送されたNHKスペシャル「幻の大戦果〜台湾沖航空戦の真相〜」をDVD化したものであり、台湾沖航空戦とその戦果報道にスポットを当てた作品である。

現在、「大本営発表」という言葉は、歴史用語とは別に「虚飾的な公式発表」の代名詞としても使われている。それは戦時中の大本営発表が戦果は大きく、損害は小さく報道し、国民に全く真実を伝えてこなかったという歴史があるからである。

しかし、実際は大本営でさえ、正確な情報を知り得ていなかったというのが真相であろう。現場の報告を現地司令部が鵜呑みにし、大本営もその現地司令部の情報を信じる以外に戦果を知るすべを持たなかったのである。

そして問題の核心は、その情報が誤報であったということがわかった後もそれを訂正せず、一部の人間の間だけで隠蔽してしまったことにある。その結果、海軍の大戦果を信じ、作戦方針を変更した陸軍はフィリピンで悲惨な戦闘を強いられることになった。

戦後、日本軍の情報軽視の姿勢は、様々な角度から検証されてきたが、本作はそれをまとめた映像作品の金字塔と言えるだろう。これからの日本の組織のあり方を考えるためにも役立つ作品であるため、是非とも多くの方々に見ていただき、その教訓を学んでほしいと思う。