仕事と人生に対する意識変革が必要
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日本では、従業員は、自分の専門知識や能力を切り売りして会社に貢献するというよりは
自分の時間を会社にささげることによって会社との一体感を期待される面が大きいです。
仕事ができるできないは、二の次で、どれだけ会社に居残るか、上司や部下と同じ時間をどれだけ共有できるか、ということを評価されます。
たとえるなら、テストで、どれだけ多くの問題を解けるかよりも、どれだけ長く机についているかとを評価されるようなものです。
こういう評価基準ですから、家事育児と仕事を両立させなければならない働く主婦や共働きをしている夫にとってはとても働きにくいことになります。
私は共働きで、子供が保育園に通っているときは、私が子供を迎えに行きました。
そのため仕事は5時きっかりに終える必要があり、残業なんかしたくてもできません。
いくら時間内に業務を終らせても、私の評価は最低でした。
理由は「早く帰るから。」です。
少子化を食い止めたいのなら、社会の意識を変革する必要があります。
ぜひ、多くの人にこの本を読んで欲しいです。