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星空から来た犬 (ハリネズミの本箱)

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 早川書房
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犬と少女の物語。 ★★★★★
ダイアナさんの本を読むのは、「ハウルの動く城」シリーズに続いてこれが3冊目になりますが、読み始めたら止まらなくて、
あっという間に読んでしまいました!!ダイアナさんの初期の作品になるそうですが、動物が主人公の作品と知り、以前から
ずっと読みたいと思っていて、やっと購入しました。犬、といっても犬にされてしまった「おおいぬ座の星人」なのですが…。
この星人…「シリウス」と、親戚の家で孤独に暮らす「キャスリーン」が、犬と飼い主として心を通い合わせ、固い絆で結ばれて
いくストーリーなのですが、脇を固めるキャラクターも皆個性豊か。親戚の家の息子たち、バジル&ロビン兄弟や、いじわるで
憎たらしい、その母親ダフィー。後にシリウスと大の仲良しになる、猫のティブルズ。また、シリウスの仲間の犬たち(表紙に
登場している犬達)や、犬好きの老婦人・スミスさんなど、どのキャラクターも面白い!(個人的に、バジルは何だか憎めなくて
好きなキャラクターです)

冒険物語というよりは、心温まるハートフルな物語だと思います。最後は、ハッピーエンド…といっていいのかよく分からない
のですが、切なさですごく胸がいっぱいになりました。出来ることなら、この続きが読んでみたい…そう思わせてくれる作品
です。面白さと感動、両方が味わえます。是非おすすめしたい一冊です!
犬と星たち ★★★★☆
主人公の星人シリウスは無実の罪で犬に姿を変えられ、事件の発端になった「ゾイ」を探して回収するために地球に送り込まれます。子犬として生まれたシリウスは自分がどこから来て、なにをしなければならないか、少しずつ記憶を取り戻していきます。

シリウスを拾ったのは心優しい少女。彼女の境遇はシンデレラばりに気の毒です。イジメにあったりやっかいもの扱いされたり、家事一切を押し付けられて働かされています。そんな彼女を守りつつ、シリウスはゾイを探します。

とにかくたくさんの星の名前が登場して楽しい作品です。シリウスが太陽や月と会話するあたり、ファンタジーとしてとても楽しめます。目的を果たし、犬から星人へと姿を変えてしまって少女を傷つけたことを、ひどく後悔するあたり、このまま犬でいて欲しかったな~と思うのは私だけかな?

ストレートに心に響く ★★★★☆
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品にしては珍しく、ストレートな表現であっさりとした印象を受けました。
星人という神秘的な登場人物はとても魅力的です。
夜、星空を見上げるとシリウスがこちらを見ているかもしれませんね。
動物好き星好きは絶対ツボ! ★★★★★
この本を読んだときは、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品はこれで2冊目だったんですが、一冊目の「魔法使いハウルと火の悪魔」よりも速いペースで、一気に読んでしまいました。話の内容はそれほど込み入っておらず、ストレートな感じですが、これ以降に書かれたジョーンズ作品の中にもちらほら見える名前や文章などが出てきて、彼女の作品として楽しめることに変わりはありません。
ハラハラして、じれったくて、ほんわかで、かなり切なくて・・・内容はストレートでも、感情移入度数はかなり濃厚です。

好みは人それぞれと思いますが、動物からの視点や、星の性質をたくみに使った造語や性格付けなどがあり、動物ものが好きな人、星が好きな人は、思わずニヤリとなってしまう本なので、ハマリ間違いなしだと思います。

現にそんな私は見事にハマリました。おすすめです。

素直にワクワク ★★★★★
シリウス(レオ)と一緒に物語の中を駆け巡りました。今度は犬を見かけたら、「ヤッホー!」と声を掛けたくなってしいそう。素直にワクワクしながら読みました。でも、登場人物のその後が気になります。(今更続編は無いでしょうし。各自、想像せよ、ということでしょうか。)