地球の歩き方 D21 ベトナム 2017-2018 【分冊】 2 ダナンと中部 ベトナム分冊版
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※この商品は、「ベトナム」編の分冊です。「ベトナム」編3冊がパックとなった合本も販売しています。詳しくは『地球の歩き方 ベトナム』で検索ください。
●ダナン:中部最大の商業部市。ソンチャ半島に囲まれた天然の良港をもち、古くから東西交易の中継地、重要な国際貿易港とし栄えた。また、2~15世紀にかけて勢力を誇ったチャム族の国チャンパ王国の王都が現在の市街地近郊のチャキェウにおかれていた時期もあり、周辺にはミーソンなどのチャンパの遺跡が残っている。ダナンと聞けばべトナム戦争中にアメリカ軍最大の基地がおかれた「基地の町」をイメージする人もいるかもしれないが、今はその面影はほとんどない。波止場には大型漁船が並び、市場ではやり取りの声が飛び交う。明るく活気あふれる港町そのものだ。また、ぺトナムリゾート開発の先駆けとなつた「フラマ・リゾート・ダナン」を核として、ビーチの観光開発も進められている。
●フエ:ベトナム最後の王朝、阮朝の都がおかれた町フエ。かつてユネスコの事務局長だったアマドゥ・マハタール・ムボウ氏はフエを「賞賛すべき建築上のポエムである」と語ったが、その言葉はズバリとこの町を言い表している。ゆったりと流れるフォーン川のほとりに、王宮、寺院、皇帝陵などの風格ある建築物が点在する、落ち着いたたたずまいの町だ。これらいにしえの建造物群は、1993年にベトナム初の世界遺産に登録された。フエにはダナンのにぎわいやホーチミン市のような喧騒は似合わない。静まり返った城内を歩けば、あたかも王朝時代にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれるだろう。
●本書に掲載したおもな都市・観光地
フエ、ダナン、ホイアン ほか。