寧ろ『パラジャーノフ・コード』は特典映像ではない!
★★★★★
旧タイトル『ざくろの色』を持ってはいるが、このBOXのデジタルリマスター版と、同梱のタイトル『パラジャーノフ・コード』を通して観ることが出来て、本当に幸せに思った。
本編『ざくろの色』の内容については、既に廃盤でプレミア価格になってしまった旧タイトルのレビューで沢山書かれているので、敢えてここでは触れないが、同梱の『パラジャーノフ・コード』は、パラジャーノフ監督の助手であったレヴォン・グリゴリャン監督による、師「セルゲイ・パラジャーノフ」に対する愛情が籠もった秀逸なアンサームービーではないだろうか(勿論、パラジャーノフ監督の素晴らしい映像があるからこそだが)。
5つの短篇から編集された『パラジャーノフ・コード』は、「サヤト・ノヴァ」のカットされた貴重なシーンや、パラジャーノフ監督の悲痛な人生と友情秘話、撮影シーン、アーティストとしての絵画・コラージュ作品など、とても貴重な映像と、各短篇のブリッジ部分のグリゴリャン氏による興味深い解説で構成されていて、『ざくろの色』と通して観たことにより、私なりに主観(想像)ではあるが、パラジャーノフ監督が描きたかった、オリジナルの「サヤト・ノヴァ」の多くの片鱗に触れられたのではないかと思う。
更にエンディングのグリゴリャン氏の「もしも・・・」に可成りの期待を抱きつつ・・・。
また、『ざくろの色』が、詩人「サヤト・ノヴァ」の伝記なのに対して、『パラジャーノフ・コード』も、セルゲイ・パラジャーノフ唯一の伝記として捉えたい。DVD-伝記ランキングで『ざくろの色 プレミアム・エディション』が上位に位置着いているのも、その意味でも納得できる。
パラジャーノフファンだけでなく、タルコフスキーファン、全ての映画ファンに私は自信を持ってお勧めする。3枚のディスクはもとより、BOX、特典のアートカードもお宝になった。
酷いリマスタリング
★☆☆☆☆
ドキュメンタリーはまだ観ていません。本編のみの感想です。
以前出たDVDを持っているんですが、今回デジタルリマスター版という事で購入しました。そして、旧版と見比べてみました。
確かに旧版にあったパラゴミの類は取り除かれています。
ですが、コントラストが強すぎて色が潰れているし、輪郭も少しぼけ気味になっていました。
素人がテキトーに仕上げたとしか思えない出来で、これでは少々パラゴミがあろうが旧版の方がマシです。
とても価値のある作品ですので、もう一度きっちりリマスタリングし直して、単品で出して欲しいです。
値上がりしてる
★★☆☆☆
前回レビュー書きましたが、反映されませんでした。都合悪いこと書くと弾くわけ???
廃盤になったと思って、中古DVD買いましたが、まさかこういう形で再販されると思いませんでした。
映画マニアのお金ぼったくるのもいいかげんにして欲しい。単品で再販して下さい。
タルコフスキーとパラジャーノフ “孤島”」(39分ですが)は火の馬にも収録されてました。
特典映像の使い回しもうどうにかして欲しい。
本編より特典映像が長いって基本的ありえんわ。
これは嬉しい内容充実
★★★★★
「ざくろの色」は自分の人生上、絶対にはずせない映画なので、以前出たDVD(既に廃盤)を持ってはいますが、このプレミアム・エディションも早速買ってしまいます。。。いつの日か廃盤とか製造終了になって入手不可能になってしまうのも怖いですし。
あの美しい映画がデジタルリマスターになったというだけでも嬉しいのに、とても中身の濃そうなドキュメンタリーも5作入って3枚組に・・・。これは期待が膨らみます。待ち遠しいです。
むむむ・・・
★★★★☆
これは…
かなり欲しいけど たっ高いな…
廃盤になったなと思っていたら、こんなの用意していたのか。
未公開映像は見たいけど、この値段じゃな
もっと安くならないかしら