本書を好評価されている人のほぼ全てが本書しかレビューされて
いない点に少し不自然さを感じますが。。。

会社では教えてくれないルール ＝ 社外における自己価値向上
とし有名人の名言つきでアドバイスが項目毎に展開されています。

最近類書を2冊読んでおり、アドバイス、さらには添えられた
名言まで被っている項目が何点かありました。
つまり自己啓発本を既に読まれている方には目新しい情報は
ないと思われます。
例：「守・破・離」、「付き合う人を変える」、「出世とは
世に出ること」、「金は計画的に使え」、「上司をマネジメント」・・

新入社員、就職活動生で自己啓発本を読んだことが
ない方には分かりやすい本だと思います。

１章で価値の上げ方を紹介。
市場価値の上げ方
1. 自己の強みを磨く
2. 市場のニーズを読む

２章以降は「どんな会社でも通用する〜」として
一般的な（できる人の）仕事の心構えが紹介されています。
気になるページの端を折ってたら以前どこかで
読んだことのある名言ばかりとなり筆者オリジナルは
残念ながらありませんでした。

長井さんが書いた本なら腑に落ちやすいと思って買いました。結果、星新一さんのショートショートのようにある種の軽快感とウイットのようなものを感ぜずにいられませんでした。
ショートショートとは、１０ページ前後もしくはもっと短い短編の中にＳＦや推理、ブラックジョークなどを織り込んだものです。星新一さんの文庫本だと１冊に２０ぐらい入っていたりして、それぞれに違うテーマだけれど全体に一つの方向性を持っているという感じがしていました。そしてお気に入りの作品がいくつか残ります。たとえば、「箱」や「おーいでーてこい」など。ふとした瞬間に思い起こしたりします。
長井さんの今回の本。まさしくその通りで、それぞれが珠玉のアドバイスが添えてあります。
私が気に入った箇所が158ページ。
話していくことでチューンナップされていくことのくだり。当社製品がここまでよくなってきたのが、私自身、たくさんの方々の叡智をいただいた結果だと思っていて、まさしくこの箇所がどんぴしゃりでした。
きっと、この本はあなたをうまくチューニングしてくれると思います。

中学生の娘の学校の先生の著書。「楽しい授業を受けたので、その先生の本だから買って」と言われ購入しました。娘とはあまり会話がない中で、いわれた言葉だったのでやけに印象に残り、購入しました。
内容はためになるお話がたくさん書かれていましたが一番印象に残ったのは「さいごに」です。働く楽しさについてが書かれている部分です。
これを読んでガツンと頭を殴られたような、深く反省するような気持ちになりました。
私自身本当に楽しく働いているのでしょうか？愚痴を自宅で言っていないでしょうか？つまらなさそうに働いているのを娘に見せてはいないでしょうか？改めて自分を振り返って見たとき、思い当たる姿がたくさんありました。
ここに書かれているお話は娘の中学のお話なのではないかと思ったりもしました。私自身のことを言われているのではないか、そんな気になり深く反省をしました。
娘に対して、「もっとしっかりして欲しい」「もっと勉強して欲しい」「なんで勉強しないのか」といつも思ってました。いつも注意していました。ですが実は私自身が楽しそうにしていないのであり、楽しい姿を娘に見せていませんでした。そんな姿を見せながら、娘にだけ要望をしている私がすごく、とっても、恥ずかしくなりました。穴があったら本当に入りたいと思いました。親子の会話がそんなにうまくいっているわけではありません。反抗期というのも関係していると思います。毎日要求ばかりしていたことも関係あるかもしれません。
何か自分が駄目な母親だったと思われてしまうのではないかと思って、娘にこの本を読ませたくないとも一瞬思いました。だけどそれだと何の解決にもならない、また逃げていると思いました。
そして勇気を振り絞って娘に謝り、本について話をしました。娘は？という顔をしていましたが、私が「働くことは楽しいよ」と伝えたら笑顔で「ふ〜ん、そうなんだ。それは良かったね。」と返してくれました。まだこれまで通りの娘との距離感ではありますが、この本を通して娘と会話したのをきっかけに少し距離が近くなった気がしました。本に書かれているクイズを娘に出したり、娘が授業で聞いた内容やクイズを話してくれたり。これがきっかけにもっと娘と会話をしたいと思います。
実は著書の方が伝えているメッセージはこんなところにあるのではないでしょうか？娘との距離を近づける本当に良いきっかけの本となりました。

著書の方は働くことが本当に好きなんだろうなと思います。会社のルールとしていますが、働く楽しさをいろいろな人に伝えて行きたい思いが感じられます。この本に書かれていることを実践していったら、働くことも楽しくなるんだろうなと思います。少し働く楽しさを感じ始めてきた私なのでしっかり実践して楽しさを実感していきたいと思います。

友人から面白いよと勧められ買いました。
最初読んだときは、当たり前のことばかり書いて
あったので、特に目新しさを感じませんでした。
しばらく経ってふとこの本を目にしたとき、
はたして私は実践できているのだろうかと考えて
みたら、意外に出来ていないことに気づきました。
当たり前と分かっていて、実践しないのは愚か者
と友人から言われ、実践してみることにしました。
そしたらもっと出来ていないことに気がつきました。
当たり前だと思った瞬間に思考が止まってます。
やっぱり大事なのは当たり前と思っても、しっかりと
実践まですることだと改めて感じました。
その当たり前のことを実践したい、そんな気にさせて
くれる本です。