アイデアに引かれて読んだ
★★★★☆
「夢会議」というアイデアに引かれて読んだ。
「判断基準は好きか嫌いか」という著者の独自な考え方は特異。仕事は儲かるか、儲からないかが常識的な判断基準であるが、実はそれは虚構でしかないかも知れない。儲かってもそれは一義的なものであり、人間は本当はもっと奥底にあるものを求めているのではないかと改めて考えさせられた。
「腹八分目で利益を出せる会社にこそチャンスが微笑む」。旧約聖書マルコ13・33の「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。父だけがご存じである。気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである。」を思い出す。いつ何かあるがあるか分からないから、そのときのために備えよという考え方に共通する。自分の生活、仕事も8分目でなくてはいけないのであるが、ついつい欲張り目一杯、10分目までいってしまう。大いに反省。
「身の回りのきれいな環境とは心を映す鏡」。掃除力と同じ考えか。
内容はちょっとくどいところもあったが、表題にあるように「大切なことは1行で表現」しようとした読みやすい本。