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ニューズウィーク日本版ペーパーバックス 経済超入門

価格: ¥1,000
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 阪急コミュニケーションズ
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雑学本的構成の経済学のキーワード集 ★★★★☆
経済超入門というタイトルですが、内容は経済学の各キーワードを見開き1ページずつ解説したような雑学本のような構成です。経済学になじみのない人が、各キーワードの意味や、経済学の基本的な考え方を知るにはいい本だと思います。
旬のニュースを分かりやすく ★★★★★
経済の基礎や経済学の偉人たちについての解説を1章に、そして最近の国際ニュースの解説を2章に記されております。
文章は、単純明快、執筆者も池上彰さん等、経済ニュースについて良く理解した方が本当に分かりやすく解説しております。
経済学というのは、理想モデル上の理論と実際に経済活動している不合理な面もある”人間”を知る学問であることが分かります。
また、”人間”の集合体としての各国の動きも連携しているのが分かります。
およそ過去1年ぐらいの出来事を題材に2章では解説していますが、是非、季刊等で旬な出来事の解説を続けて欲しいものです。
新しい経済学の幕開け ★★★☆☆
 「経済超入門」と銘打っているが、一般的な入門書とは言えない。経済学の基礎知識部分を担う第1章は、経済学のアイデア、用語、人物など、断片的で記述が浅い。
 かわって、最新経済学の紹介や、現代経済のトピックの解説である第2章第3章は、それなりに厚みがあり、読み応えがある。
 この書全体のスタンスは、2008年の金融危機以来、「効率的市場仮説」を奉じるシカゴ学派の権威が失墜し、人間の非合理性を強調する「行動経済学」などの新たな経済学パラダイムが創出されはじめているという認識から成る。しかし、これはやはりアメリカ的なものの見方であり、日本ではまだ馴染みが薄いと思われる。今から日本でも流行すると考えれば、この本によって先取り的に知識を得ることができるとは言える。
ひまつぶしにでも ★★★★☆
単行本というより、経済雑誌の「特集・経済入門」号、といった感じの本です。

各記事の文体にムラがあり、内容も、全体としての統一感に欠けます。

逆に、それだから、むつかしいところはどんどんとばして、おもしろいところだけを拾い読みしていく、という形で、暇つぶしをかねて、教養も、という向きにはぴったりです。

よく聞くケインジアンの政策、というものも、簡潔に説明されていて、個人的に収穫でした。
「経済の何が分かっていないのか?」が分かる気軽な入門書 ★★★★☆
 良い意味で、かなり散漫な印象の本である。
 経済学の基本六項目、十二のキーワード、経済学の十偉人紹介というガイド的な内容で始まり、経済に関わるニュースのバックグラウンド解説、国際経済の状況解説、最新経済事情をどう読みとるか、などの内容が続く。章ごとに筆者が変わるので、語り口も違えば、内容の重複もあるが、全体的には超入門だけあって非常に平易だ。個々の章は完全に独立しているので、どこからでもパラパラと読むことが出来る。そういう良い意味での散漫さがある。ペーパーバックの装丁で物理的な軽さもあって、「経済の何が分かっていないのか」が良く分かっていない自分の、テレビや新聞記事のお供として「はじめの一冊」には手頃である。(最近売れっ子の池上彰が担当する章もある。これはTVの語り口そのもの。「ニュースを伝える」だけでなく、「ニュースが伝わる(理解される)」ことを目指す彼のスタンスは好印象)
 一番面白かったのは、経済のノーベル賞受賞者たちの理論がそれぞれ正反対だったりするというエピソードだ。文系の中では数学的なアプローチであるはずの経済学だし、「真理は一つではないのか」と思うのだが、考えてみると理系の諸学問も先人の実績を踏まえて、それを覆して前進していくのであった。こんなところから「経済学」にも多少の興味がわいてくるというものだ。