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後藤新平―外交とヴィジョン (中公新書)

価格: ¥798
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論社
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膨張外交の意義とは ★★★★★
後藤新平の思想を探りながら現代にも通じる外交のあり方
を問う。

そのスケールの大きさとしばしば飛躍し過ぎる理論のせい
で理解しにくい後藤新平。著者は台湾民政長官、満鉄総裁、
東京市長など彼の仕事から共通項を抽出し、外交の一つの
理想形を示している。

後藤の行動の根底には「生物学的思想」「文明化」が常にあっ
た。これは彼の外交スタンスであると同時に、当時アジア
の中で唯一列強に名を連ねた日本の役割としては常識的で
あると同時に理想形に思えた。

大局眼も人脈も人気もあった彼が政界主流になれなかった
のは、彼の非妥協性故であろう。しかしそれ故に彼の示し
たビジョンは今日もなお輝くのである。
アメリカ、ロシア、満州、後藤 ★★★★★
日露戦争後の国際情勢と後藤新平。
満鉄に関係して、アメリカとのかかわり。
ローズベルト大統領からタフトに代わると、
アメリカの政策も様変わり。
満州進出を活発化するアメリカに対し、
日露両国に共通の利益。
第二次日露協商は後藤の持論が実現したものという。
満州に特殊銀行を設ける計画で、
横浜正金銀行の高橋是清と後藤が火花を散らす。
大正昭和の日本史の、ひだひだに入り込む感覚で
すこぶる面白い!!!