参りました
★★★★★
ノーベル賞の宝庫の本
黒い招き猫に拝むと・・・実は本当の幸せが♪
みてくれはサイアクだがwww キモイがwww
中味は最高の慈悲なのがクロネコ
それと神隠しは根っこは同じ
実はトテモ明るい話
白い猫は・・・見てくれは最高だが・・・いのると・・・シャッキング人生
神隠しとは
★★★★★
この本の面白いところは、まず神隠しを『神』によるところではなく、単なる『家出』『誘拐』を周りの人々が『神』に隠されたと認識することで平穏を保とうとする『装置』であるとしていることだと思います。
さらにそれら神隠しをパターン化し、体系的分類を行うことで、基本的神隠しを紡ぎだしているところも読んでいて、学問的な敷居の高さが無く読みやすかったです。
民俗学に興味のない方でも、読み物として読んでみてはいかがでしょうか
神隠しのバイブル
★★★★★
神隠し:人が急にいなくなったりする。
昔はそれを天狗がやったり、鬼がやったりするものとして、山を恐れたりした。
しかしこの本では、神隠しへの天狗や鬼の介在を否定する。けれども、天狗や鬼の存在まで否定することはない。
天狗や鬼を信じたい人は、なんでもかんでも天狗や鬼に結びつけたくなるが、著者はそんなことしない。優れた本だと思う。
神隠しといえばこの本。
共同体の文化
★★★☆☆
1991年に弘文堂から出た『神隠し−異界からのいざない』の改題・文庫化。
中世から近代にかけての「神隠し」事件を取り上げ、分析を行ったもの。神隠しのパターン分け、天狗や狐が犯人とされるようになった理由、被害者の「語り」など、科学的なメスが入れられ、「神隠し」がどのようにして発生したか、明らかにしてくれる。
このような題材が学術的な研究として取り上げられているのは興味深いし、結論にもそこそこ説得力がある。しかし、最初から結論ありきで書かれたような本。論及も充分でない。
題材は面白いが、それだけ。
日本的思想を捉えた書
★★★★☆
日本人の心にある思想を「神隠し」という観点から述べた本。
基本的には、過去の文献から事例を引き出し、それを神や天狗、狐など一般的に考えられている事象と比べて神隠しを紐といている。
実際あったかなかったかまでに言及できないものの、核心に近づこうとするアプローチ方法は素晴らしい。この手の本はなかなか事例もなく、書くのに大変だっただろうと思う。
この本を読むことで、日本人の思想と社会的な「神隠し」の必要性を知ることができると思います。