おもしろい!
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歴史的に重大なテロ事件等を描いており、非常に面白いです。漫画ではなく劇画なので、漫画とは違う重厚な絵が何とも言えぬ雰囲気を醸し出しています。
猫の糞1号、その後
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東西冷戦の末期、現在の国際社会のカオスが不気味な胎動を始めていた八十年代をパッキー達が愛らしく(?)駆け巡ります。ベトナムを扱った前作同様ハードなテーマですが肩凝りせずに読めます。キャラクターの動物達が人間以上にいい表情をしているのは作者の高い力量故でしょう。神を称えながら突撃してくるタリバン(=ラクダ)の姿に寒気を覚えたのは私だけでしょうか。
鵺より“その後の猫クソ号たち”へ
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近代史や軍事史が好きな方にはぜひオススメします。
テロやソ連のアフガン侵攻について、一般マスコミの報道では語られなかったウラ話や真相が、解り易く表現されています。
各キャラたちも個性的で愛おしいヤツラばかりです。
次巻が待ち遠しいですが、このまま9.11以降編まで作品を続けてほしいですね。
PMC社長&教官になったパッキー&ラッツ&チコ、
ボタスキーは王大人と組んで北京五輪で大儲け、
ミーシャは、ロシアの対テロ部隊の隊長へと成長し、チェチェンゲリラと闘争中、
そしてマスード将軍暗殺事件で、皆が再結集する・・・
みたいなストーリーはいかがですかね?源文先生!
現代版リアルタイプのらくろ?
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前シリーズはベトナム戦争でしたが、本作は掲載雑誌を変えて、
1980年代が舞台となります。イラン大使館事件など、若い頃の
記憶にある出来事が書かれており、また今のアフガン問題につながる
話もとりあげおり、楽しく読めました。
いわゆる軍事がテーマの本の中で、劇画調もしくは最近はやりの
萌え本と違い、この漫画では劇画調の背景の中で、登場人物を
国・民族毎に動物を当てはめ、例えばアメリカ人はウサギ、
ロシア人は熊、フランス人は豚というように表現することで、
重いテーマが読みやすくなっています。
次巻が待ち遠しい作品です。
ウサギはもちろん小熊のミーシャの成長が気になります
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ベトナム戦争を愛くるしいウサギと猫(他にもパンダ、熊、etc…中村)が銃を振りかざして走り回る、架空のベトナム戦記過去4部作は、作者の描く世界を映画や小説を思い出しながら、時代背景の勉強にもなる肩のこらない良作でした。
今回のCAT SHIT ONE'80はベトナム編の続きと思って読みました。登場キャラや作風は変わらないのに、テロ関連の暗いニュースや週刊誌の写真といった心の渇いた情報を多く思い出してしまいました。
物語が終盤に差し掛かるにつれ過去が現在へと近づいてくるのを肌で感じ、作者のテクニックの巧妙さにおもわずうなづいてしまいます。気になるのは朴とつな小熊のミーシャが今後どういった成長をするのか気になります、ハッピーエンドは無理でもラッキーエンドになりますように。