後半には、本のタイトルの通り「英語論文・レポートの書き方」が 載せられています。ここでは、パラグラフライティングの仕方、文章の構成法、書き方のプロセスが詳しく載せられています。ただ、もしこれから英語圏の大学に入学するのであればこの本は必要ないかもしれません。
なぜならば、後半の内容は、英語圏の大学では必須科目として学生全員がとらなければならない授業内容の日本語翻訳版だからです。つまり、こちらに来て大学に入学するとどちらにせよ買わなくてはいけない教科書とこの本の内容がほとんど同じだということです。
ただ、日本から大学に編入するかた、大学院に入学されるかたは事前に知っておいたほうが良い内容なので、一冊持って留学されることをお薦めします。
また、こちらでの教科書と内容がだぶってしまうといっても、前半部分で日本人のおかしやすい間違いに特化した情報が載せられているので、留学希望者も目を通しておいて間違いはないと思います。
いずれにせよ、一冊持っていて損はしない本です。
なぜなら、この本に述べられている方法論などは米国の大学では、必須単位(ENGL101など)として指定され、学生であればだれしも実践を通して身に付けることが求められている知識だからです。つまり、この本の大半のページを割いて説明されている論文の書き方は、留学中に取らなければならない英語の授業で指定される教科書の日本語翻訳なのです。
ただ、いきなり英語圏の大学院に入学する、もしくは大学に転入する方は、この本を持っていくと、現地でとても役立つ一冊になると思います。