【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:大倉崇裕/著 出版社名:祥伝社 シリーズ名:祥伝社文庫 お19-1 発行年月:2010年03月 関連キーワード:ケイカン クラブ チヨウヘン ミステリ- シヨウデンシヤ ブンコ オ-19-1 けいかん くらぶ ちようへん みすてり- しようでんしや ぶんこ お-19-1、 シヨウデンシヤ シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや しようでんしや 3440、 シヨウデンシヤ シヨウデンシヤ 3440 しようでんしや しようでんしや 3440 二人の制服警官が悪徳宗教団体の裏金運搬車を襲撃した!だが、彼らは本物の警官ではなかった。鑑識、盗聴、銃撃など、本職顔負けの技を持つ警察愛好家サークルの一員だったのだ。ひたすらに警察と正義を愛する善良なオタクたちがなぜ強盗を!?さらに現金奪取直後、仲間の息子が誘拐されて…。ハートは本物より熱い異色の「警察」小説、ここに登場。
警官マニアたち
★★★★☆
いかにも大倉崇裕らしい作品だ。
「警察倶楽部」とは、警察マニアたちの集団。素人でありながら、本職の警官たちを上回るような能力と情熱を兼ね備えた連中のつくったクラブなのである。そんなマニアたちの戦いを描いた犯罪小説なのだが、警官の制服を集めたり、本職はだしの鑑識の技術を持っていたり、尾行の達人だったり、いずれも魅力的なキャラクターに仕上がっている。
暴力、コン・ゲームという要素もたっぷり。それでいて明るい作品だから、読後感もスッキリしている。
続編の欲しい物語だ。
愛すべきキャラクター・大葉久太郎も登場する。
ひたすらそのディテールに突っ走る迷作
★★★★☆
犯行の本質的な動機だの、
緻密なキャラクターの内面描写だの
面倒くさいことはすべてすっ飛ばして、
ひたすらそのディテールに突っ走る迷作。
一言で云ってしまえば通俗的かつ漫画的であるが
本質を取り違えていく楽しさは
存分に味あわせてもらえる。
その道のエキスパート<オタク>
★★★★☆
ある一つのことにものすごく知識を持っている人:オタク
借金が原因でお宅にひきこもった仲間を助けるため
ある宗教団体の裏金運搬車を襲撃!金をとったはいいがその後に…
盗聴、尾行、射撃、鑑識、裏情報、コスプレ、この手に詳しいエキスパート(オタク)
こいつらが集まったらもう警察なんて目じゃないぜ!
登場人物の能力に驚きです。
奴らの知識、行動力に星四つ!
マニアならではの雰囲気が楽しい
★★★★☆
本職以上の知識や道具をもっているマニアたちがおかしく,
それぞれの得意分野を生かして問題の解決に向かうあたりは,
本物の捜査チームのようで,その『熱意』には関心するばかり.
ところが,どこか自分のことを自慢したがってもいるようで,
ふざけたりはしていないものの,ちょっとズレた雰囲気があり,
そのマニアならではのやり取りと,事件のギャップが楽しいです.
ただ,序盤はいくつかの事件が連鎖するためモタモタしていて,
中盤以降は,共通点の符合など冗長に感じるところがありました.
とはいえ,まだまだ問題は残っているように思えますし,
ラストの流れからして,つづきにも期待したいところです.
なお,別作品からの『ゲスト』も登場していますので,
そちらを読んでいれば,またニヤリとできると思います.