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ソロモンの犬 (文春文庫)

価格: ¥610
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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道尾秀介さんらしい作品? ★★★☆☆
この人の小説を読むきっかけだったのが、歳が近いということでした。
毎回思うけど、好きな作家さんなんだが若いだけに(?)キャラを立たせよう盛り上げようとしすぎている感が強くてそれがちょっと萎えるんですよね。ラノベみたい。ラノベならしょうがないなと思うけど。
こういうのって漫画やアニメが周りに豊富にある影響ってあるのかな。中二病的というか…そんなつもりはないだろうけど、セリフとか表現がいちいちストレートじゃない気がするの。
(背の眼の真備はそれで良い感じだったけど…このシリーズもっと出してほしい)
もっと自然に魅力を引き出せないもんかと思う。
これって割と初期のなせいかその色が濃いような気がする。話の構成も、場面が非現実的な場面もあったりして、最後まで読んだらほんとにいるんかいと思ったり。

なによりラストのラストに出てくるの人物が?@@@@@@@@@の人でいいのかなと。
何をしたかったのか最後まで読んでわからなくなりました。

サクサク読めちゃうし伏線もありーの意外性もありーのとあるんだけど、なんかなーやっぱり超ベテランではないなぁ若いなぁと思うわけです。
面白かったことは面白かったけど…なんか全体的に盛り上がりもかけて、全体的にもやもやな感じでした。
犬の知識もなんか本で得ただけかなーと思ったり。私も専門家じゃないのでなんともいえないけど、テンプレ通りに行動しないのが動物な気もするんで…。
なんか上辺だけの知識だなぁと思うのはほかの作品にもみられるんですが、もっとその道のプロなん?と思うくらいのものを書けるようになってほしい。

ひねってひねってのラストは道尾秀介さんらしいけどね。
青春ミステリー ★★★★★
陽介が引きずられたのは本当に事故だったのか、この疑問は友人を疑うことになってしまう。

主人公・静がこれを明らかにしようとする中で、彼を含む大学生4人の青春が背景となり、その事情、秘密も徐々に明されていく。
少年が亡くなったという事件は別にして、4人の関係性、静の葛藤は、懐かしく、せつなく、甘酸っぱいものに感じられた。

動物生態学が謎を解く鍵になるという珍しい部分にも興味を惹かれた。

「ソロモンの犬」を含め、「シャドウ」、「ラットマン」で、道尾秀介の青春3部作と言われていると解説にあり、すぐに読みたくなった。
良くも悪くも読者を騙そうとする作者の狙いに踊らされた印象 ★★★☆☆
「始めに動物行動学ありき」の発想から全体を構築していったようなシナリオ。恐らく、「言葉の通じない犬が起こした事件」と「大学生達の恋愛ドラマ」を通じて、「人間同士ですら本心は分からない」というコミュニケーションの難しさをテーマにしているのだと思われる。が、そのメインの謎解き部分と大学生たちのドラマがあまり上手く噛み合っていないように感じた。

どの登場人物にもクセがあり、主人公も年齢の割りには無知で幼かったりと、いまいち誰にも感情移入し切れず。青春ミステリらしい「成長や挫折」といったドラマもあまり見られず、読後に残るものは薄い。

思わせぶりで意味深な伏線(各人物の不審な行動など)が随所に出てくるものの、本筋の謎に直接絡んでくるものは少なく、「読者をミスリードするためだけの伏線」が多いように思う。そのせいもあり、肝心の動物行動学に基づいている(らしい)謎解きの真相もスッキリ腑に落ちない微妙なものだった。

途中途中に挿入される意味深な喫茶店のシーンも、その露骨な雰囲気から「ああ、多分よくある○○オチ」だな、と勘繰っていたら、そんな読みをもう一段引っくり返すオチだったので違う意味で驚いた。全体的に良くも悪くも読者を騙そうとする作者の狙いに踊らされた印象が強かった。

アイデアが出尽くした現在のミステリー界において、色々と読者を驚かせよう、楽しませようという意気込みは伺えるが、そのせいで少し空回りしている部分もあるので、そこをどう捉えるかで評価が分かれそうな作品だと思う。
ミステリーで…… ★★★☆☆
偶然とかたまたまそこにいた、とかはダメな気がする。メインの謎の真相は好きではなかった。
謎がちょこちょこ出てくるが真相を知っても「うーん」
ただ終盤で1つやられました。
動物行動学をベースにしたミステリだが、不勉強で嘘くさい.. ★★☆☆☆
相変わらず文章がうまく引きつけるが、今回は痴話げんかみたいな流れの事故と自殺で、どんでん返しもどっきりもなく、三途の川のだじゃれが出てきたりと低調だった.相変わらず勉強不足で現実離れした描写があり、話の中心である動物の行動学自体が作者の思いつきなのではと思われ嘘くさい.多作なのはよいが、もう少し小説に書く分野をしっかり勉強してほしい。