満ちる月、加速する物語
★★★★★
「流星の双子」10話・11話を収録の第7巻。
自らの存在がわからなくなった蘇芳。迷いの全てを黒にぶつける、契約者らしからぬ感情の乱れが、蘇芳の不完全さをよく表しています。
一方黒も、耀子を無慈悲に監禁・尋問していたかと思えば、次の日には蘇芳と一緒に料理を作ってみたりと、行動に一貫性がない。まあそれが彼の面白いところではあるのですが。
思わぬ形で霧原未咲と再会するも、言葉を掛けることもなく素っ気なく去る後ろ姿が実にCOOL。
この巻の見所といえば、やはり猫(マオ)の生前の姿が見られるところ。
女の足首を見て、人間だった頃のことを思い出すとは、さすが……。
話数の関係もあるのか、物語は一気に終わりに向けて加速しています。明かされる真実、覚醒するイザナミ……少々急ぎ過ぎな感もありますが、1クールのアニメでは仕方のないところでしょうね。
限定版の映像特典として、2010年4月4日に開催された限定イベント「お台場エクスプロージョン」の模様が収録されています。
特典のくせに、本編より長いとは脱帽。声優さんも登場したりして、ファンの方には嬉しい映像かもしれません。
映像特典だけでも買いです!!
★★★★★
今までの巻は本編もしくは外伝との2話構成で映像特典が無かったので物足りなさがありました。
しかしこの7巻に関しては映像特典がついています。
内容は2010年4月4日にZEPP Tokyoにて開催された限定イベント「お台場エクスプロージョン」の模様です。
視聴する前まではダイジェスト風の映像だろうと思っていましたがなんと”79分”も収録されています!!
シリーズのファン、声優さんのファンなら間違いなく楽しめる内容になっています。
このイベントだけでも商品化できるのでは、と思うほどです。
今までの物足りなさも吹っ飛びましたので7巻だけ買うのもアリだと思います。
いっそ、真・流星の双子作っちゃいなよ!
★★★★★
いい作品でした。しかし、2クールなかったことで、最後は、非常に苦しいし、悲しいです。この巻から、お話は、一気に加速。もはや、いっそ、最初から作り直すというのはどうでしょうか。
商法について
★★★★★
それは次回作に続かせる為の資金を貯めるためではないでしょうか?
今回
ジェミニが1クールだったのも
「続編を作るとなっても予算はあがるわけもなく」という事情があったわけで
一期の売り上げが良かったというのも
それは知名度と比べたらで…
このDARKERの作品として
ジェミニは無駄などとは言えない気がする
無駄など駄目だのと言うのは
完結編を観てからでも遅くないのでは?
今のところ作者は続編は作らないと断言しています
だが本当にDARKERを愛しているのなら
次回作の為にDVD/ブルーレイを購入し少しでも売り上げを上げ
続編を待つべきではないでしょうか
得を狙って損をする
★★★☆☆
「流星の双子」第10話・第11話の評価 ★★★☆☆
DTBは設定や人物関係が複雑であり、それに対するフォローも不十分なので、「1期を見てないと、チンプンカンプン」(←は、1期を見ていない友人の証言)だと思います。
それに、前作のような前編・後編という形式ではなく、1つの物語が淡々と展開されていくので、冗長になってしまっている。
また、戦闘シーン以外の日常生活などでの「動き」がぎこちないです。(契約者・ドールだから感情表現が...という訳ではない)
それと、偶数巻(2、4、6、8巻)には「流星の双子」が1話と、新作OVAの「外伝」(CMで、新作OVAと言っていた)が収録されています。
この「外伝」は、「流星の双子」で展開されるストーリーと深く関わっているようです。
後に、「外伝」が単品やBOXで販売されるならば、良心的な販売方法と言えるが、そのようなアナウンスはないので、現段階では、悪質な「抱き合わせ販売」だと言える。(いくら「流星の双子」のストーリーに深く関わるものだとしても...)
それに、この販売方法だと「得を狙って損をする」となる可能性が高いと思うし、「外伝」と分けて販売したほうが、売り上げは良かったんじゃないでしょうか?
よって、偶数巻に対する評価は★☆☆☆☆です。