C言語の文法の中で「ポインタ」だけに特化したコーディングサンプル集です。

今時のプログラミング言語は、ポインタなどというハードウェア寄りな概念を気にせずにソフトウェアを作ることができますが、一部の組み込み系やOSの内部などではC言語はまだ現役であり、もちろんポインタは避けて通れません。また、自動車業界のMISRA-Cルールは、ポインタコーディングを徹底的に排除していますが、これは逆にポインタをよく知らないとできないことです。

C言語の中でポインタは、その理屈を理解していたとしても、それをどうやってコードに書くのが正解なのかを探している時間が長くなってしまいがちです。そして、それを完璧にマスターすることが将来に向けて必要な技術だとも思えません。
本書は、C言語の型、配列、文字列、構造体、関数のそれぞれに関連するポインタを扱ったコーディングのパターンを多数掲載しております。サンプルコードは長くても30行程度までです。*や&をどこにどう付けるかだけがわかるよう文法的なことがわかるだけのものに留めており、余計な修飾はしていません。
C言語の作業をもっと楽になるようサポートいたします。