年の差恋愛小説『ネコと呼ばないで』第1巻: 歳の差恋愛カップル(簡体字中国語会話附録) (LITTLE-KEI,COM)
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--- 10歳も離れたカップルはこうゆうものか?
会社では厳格な先輩社員として後輩から一目置かれている存在の草間は、実は新入社員の香織にメロメロ。二人はお互いのことを「ネコさん/ネコちゃん」と呼びあう仲だが、もちろんそんなことは誰も知らない・・・。
香織のハチャメチャな可愛さと「大学を出たばかりの娘はこういうものか」と恋愛経験の少ない草間のメロメロぶりをたっぷり楽しんでください。
各話は話の連続性を維持しながら一話完結となっており、一話一話を短編小説として気楽に読んでいただけます。
りとるけい
『ネコと呼ばないで』 第1巻
第1話 クライアントはかわいいネコですか?
第2話 俺はネコじゃない
第3話 日曜日の耳かき
第4話 ネコの宅急便
第5話 カレーパーティーはいかが
第6話 ハッピーバレンタイン
【特別附録 生の中国語会話】 ※簡体字/ピンインルビ付
※本書の第1話は、短編小説「同じ月を見ていた」に収録されている「クライアントはかわいいネコですか?」と同一のものとなっています。ご了承ください。
<物語の一部抜粋>
香織は、買って来たばかりのスーパーマイルド耳かきを箱から出して、しげしげと眺めながらその原理を研究しているようだった。
「ネコさん、いい?」
香織は早くこれを使ってみたいらしく、俺はなんとなく実験用のモルモットのような気分になってきた。
「それじゃあ、お願いします」
俺はソファからゴロリと床に転がり落ちて、日当たりの良い窓際にそのまま転がるようにして横になった。
「ネコさん、ここ、ここ」
香織はニコニコしながら自分のひざを指差して手招きした。
俺は「ひざまくら~♪」と歌いながら香織のひざに擦り寄って、やわらかな太もものあたりに首を預けて横になった。
香織は、俺の頭を抱きかかえるようにして嬉しそうに見つめている。
--- やわらかい胸が少し当たって気持ちいい。
香織は少しいたずらっぽい目をしながら「それでは、始めます」と言って、隠していたペンをサッと取り出し、俺の頬にネコのひげを3本ずつ描いた。
「ねえ、鳴いてみて」って言うから「にゃ~」と鳴いて答えると、「あ~やっぱりネコさんだ~」と言って、頬にやさしくキスをしてくれた。
<生の中国語会話一部抜粋> ※書籍上ではピンインはルビ表記になります。
【日本語】
女 「あ、近い!近い~、近すぎだよ~」
男 「なにが~?」
女 「距離!もっと離れて歩いて!」
男 「なんで?」
女 「だって、誰かに見られたらどうすんのよ」
男 「別にいいじゃん」
女 「あのね~ここは小さな町なんだから~」
男 「だから?」
女 「どこで誰が見てるかわかんないし、困る~」
男 「ふ~ん」
女 「だって、恋人かと思われたら困るじゃん」
【中国語】
女 「欸,太近了!你太靠近了(āi tài jìnle Nǐ tài kàojìnle)~」
男 「什么太近了(shénme tài jìnle)~?」
女 「距离啦(jùlí la)!你离我远一点啦(Nǐ lí wǒ yuǎn yīdiǎn la)!」
男 「为什么(wèishéme)?」
女 「因为(yīnwèi)・・・被别人看到了怎么办(bèi biérén kàn dàole zěnme bàn)?」
男 「那也没关系吧(nà yě méiguānxì ba)」
女 「我跟你说(wǒ gēn nǐ shuō)~因为这里是小城市(yīnwèi zhèlǐ shì xiǎo chéngshì),所以(suǒyǐ)」
男 「所以呢(suǒyǐ ne)?」
女 「我不知道会有(wǒ bù zhīdào huì yǒu )谁看到我们(shéi kàn dào wǒmen),令人困扰啊(lìng rén kùnrǎo a)~」
男 「喔(ō)~」
女 「因为(yīnwèi),如果被别人误会我们(rúguǒ bèi biérén wùhuì wǒmen)是情侣的话(shì qínglǚ dehuà),不好吧(bù hǎo ba)」