システムを活かしてもらうユーザーマニュアルの作り方
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情報システム部門に所属しているので、システムのユーザーマニュアルを何度か作ったことがあります。が、結果はどれも不評。システムそのものはよく出来ているはずなのに、「マニュアルを読んでも操作の仕方がわからない」といったクレームをもらったり、誤操作が頻発してシステムを活かしきれてもらえなかったり……。ユーザーマニュアルは、システムの“おまけ”的に納品するものと思う方もいるかもしれませんが、その出来栄えの善し悪しがシステムの評価につながるんだな、と常々思っていました。
じゃあ、ユーザーマニュアルはどうやって作るのが正しいんだろう。そもそも業務システムに特化したユーザーマニュアルの作り方を教えてくれる本なんて、いくら探しても見つからない。そう思っていた折、この本に出会いました。ユーザーマニュアルを作るための企画から章立て(構成)の作り方、読み手に伝わりやすい文章の書き方、文書管理ツールを使ったデジタルマニュアルの作り方など、マニュアル作りに必要なノウハウが丁寧に説明されていて、大変役に立ちました。