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標準東洋医学

価格: ¥4,935
カテゴリ: 単行本
ブランド: 金原出版
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:仙頭正四郎/著 出版社名:金原出版 発行年月:2006年04月 関連キーワード:ヒヨウジユン トウヨウ イガク ひようじゆん とうよう いがく、 カネハラ シユツパン カネハラシユツパン 0948 かねはら しゆつぱん かねはらしゆつぱん 0948、 カネハラ シユツパン カネハラシユツパン 0948 かねはら しゆつぱん かねはらしゆつぱん 0948
古典派には難解な解説 ★★★☆☆
 医学部の学生さんや現役のドクターには本書はうけるかもしれません。しかし、私のように雑学として古典から出発した古典漬けの頭には寧ろ難解な解説です。図がまるで位相幾何学の何かのように逆に抽象的な感じがして馴染めませんでした。ただ、後半の五行説は参考になりました。
理論に一貫性がある ★★★★★
今まで、中医学と名のつく入門書・専門書を読んでみましたが、どれも途中で理論の飛躍や破綻があり、最後まで通読する気になれませんでした。しかし、この本では臓腑・陰陽・全体観に基づく理論を非常にうまく説明しています。また、解説に用いている独自の図は非常に理解の助けになり、秀逸です。さらに、この図は、将来学習が進んでいく中で、中薬の処方構成とその働きを理解する上でも非常に参考になります。
中医基礎を現代の視点で解説 ★★★★★
中医基礎のテキストにあたる内容だが、解説の仕方が全く違う。

中医基礎の場合、展開される理論は、すべて古典に準拠している。つまり、黄帝内経に〜と書いてある。鍼灸大成に〜と述べられているなど、その理論の元となった古典の出自を挙げ説明が展開される。要するに古典に述べられている世界観の中で説明は展開され、完結している。私のような古典の世界観になじめない人間にとってのクエスチョン?は、放り出されたままだ。

この本は、そのクエスチョン?にしっかりと答えてくれる。(※抜粋 筆者の基本姿勢は、昔の人がどう考えたかにはあまり興味がなく、過去からの遺産を現代の視点から見てどう納得して利用できるかにあります。)と語っているように、現代の視点に立って中医理論を紐解くことに挑戦している。理解しづらかった中医理論を、あ〜なるほど、そういうことなのかと納得させてくれる。

この理解納得のプロセスを経ることによって、私のような古典に疎い人間も、中医を臨床におおいに活用できるようになると考えます。
東洋医学入門書を何冊も買うより本書を ★★★★☆
 本書は東洋医学に携わるか、東洋医学に関心を持つ西洋医学の医家向けの書物です。従って、医学専門用語が遠慮なく使用される局面が多々あります。ただし、後半の「臓腑概念と生理機能〜五行学説」が素晴らしい記述。目から鱗と言っても過言でヘありません。
 「五行」は本来時間の移り変わり(四季の変遷)を記述するために発明された概念です。これを健康な人間の生理現象に当てはめるとうまく説明出来ないことが多々あり、今まで読んだ東洋医学の書籍はこの点をあいまいにして、病気のメカニズムに五行の説明を適用してきた書物が大半でした。筆者も書かれていますが、五行説は人体の生理メカニズムを説明出来ないという不信感が東洋医学側にもあったように思われます。
 筆者は五行が時間経過を説明する概念であることを認めたうえで、水土木金火という逆相克の概念を使って、東洋医学の生理的人体観を説明されます(時間軸を空間軸に変換)。この箇所は、実際に臨床に携わってこられた経験と文献の読解が見事な結合を生み出しており、五行説が見事に蘇生され、一貫した説明となっているように感じました。東洋医学について本格的に知りたい場合、怪しげな入門書を何冊も購入するより本書を読むことをお勧めする次第です。
 本来であれば★5個とすべきですが、残念ながら四季(外部の五行)と臓器(内部の五行)の呼応関係について本書ではほとんど触れられておらず、人体を独立した系として取り扱うことを前提としていることです。この点について、僭越ながら★1個を落とさせていただきました。
見通しの良い中医基礎理論 ★★★★★
西洋科学理論のエクリチュールで医学を学んで医者になったものにとって、中医基礎理論の習得は非常に困難な道程である。
それは両者の用いる言語(世界観)があまりに違うためである。
著者は東京医科歯科大学の大学院で生理学を専攻し、ハーバードで解剖・細胞生物学教室の研究員を務めたという経歴からもわかるとおり、中医理論を西洋医学の言語に翻訳する能力がすばらしい。
これまでの中医学の教科書ではなかなか納得できなかった諸概念がこの本によってやっと理解できた喜びは大きい。異なる二つの言語によって人体のメカニズムが立体的に浮かび上がってくる。名著。