これは単純に面白かった。
★★★★★
シリーズ物を一から読む根気の無い自分なので、
いきなり4巻から読み始めて、1, 2巻をまだ読まずに最終巻まで読んでしまったのですが。
それでも単純に面白かったです。
色々こまかい面白要素が詰まってて、
見た事無いようなシチュエーションがやたらと出て来て、
話も次々と展開していって。
結果、一気読みさせてくれました。
読みにくい事もないし。変な所も無いし。ときどき泣いたり笑ったり。
変則的な読み方しといてこういう事言うのもなんですが、
僕が読んだ限りだと、この5巻が一番面白い気がしました。
要ブックカバー!
大団円?
★★★☆☆
どうも、後半の展開が唐突すぎる気がしました。
読み終わったあとも、解決されてない疑問がいくつか残ったままに思えるんですが、これは僕の頭が悪くて、張られていた伏線に気が付いてないだけなんでしょうか。
4巻目の発売から、あまりインターバルを置かずに発売されたこの最終巻。
大人の諸事情が重なって締め切りがキツかったんじゃないのか?とか邪推してしまいます。
4巻までぐいぐいと引き付けられていた作品だけに、ちょっと残念。
「ピッタリはまった」感じも爽快
★★★★★
シリーズ全5巻の最終刊。4巻とは上下巻の構成です。
軽快に走った4巻から残された宿題の重さに序盤はすこし重苦しい雰囲気ですが、徐々に謎が整理され、場所を決戦の舞台に移してからは殴り合いに化かし合い、成功と失敗がめまぐるしく入れ替わるジェットコースターのようないつものテンポで、一気に最後までひっぱってくれます。
特に第四章から終章までは、4巻から張りに張った伏線が次々にパズルのように消化されて、読み終えた時には「ピッタリはまった」感に思わず手を叩きたくなりました。
ちょっとエロが過激なところがありますので、読む時は周りに気をつけて(笑 ブックカバーの用意も忘れないようにしましょう。
堂々完結!夜鳥子シリーズ!!
★★★★★
平成から平安・・・
時空を超えたラヴアドベンチャー超作!ここに決着。
作者は「天外魔境U」「リンダキューブ」のゲームデザイナー、桝田省治。
元はテレビゲームの企画書、、、らしい。
平安時代の陰陽師・夜鳥子(ヌエコ)をその体に宿す
女子高生・駒子(こまこ)がズバッ!ズバッ!!と
バケモノどもを倒していくという奇想天外シリーズの第5弾、完結編である。
********
文句なしに面白かった。
普段ほとんどライトノベルを読まない自分がここまでこの「夜鳥子」シリーズを楽しめたことが意外。しかし必然。
最後のページを読み終えて、そう思った。
駒子と久遠の恋物語をベースに幾重にも織りなされる戦いの物語、友情の物語、さらに夜鳥子と求道の時空を超えた信頼の、そして愛の物語・・・。
そう、「夜鳥子」シリーズは壮大な愛の物語なのである。
原則、駒子目線で語られた前作とは違い、今作では久遠目線のストーリーが加わったことによって物語に深みが与えられた。
互いが互いの存在をどれほど求め合っているのか、より感情移入がしやすくなっているのは成功と言える。
また、彼らが何のために戦うのか?傷ついても血反吐を吐いても立ち上がるのはなぜか?
その「愛する者を守るために」戦う姿に、読者は魅せられ、感動する。
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ちなみに今作でも旨そうな料理が続々と登場。
お腹が空くこと請け合い。
Stammi bene のペンネの描写は必見である・・・。
もう、これで夜鳥子たちに会えないかと思うと残念。
再び彼女たちの活躍を見られるよう、、、ファミ通文庫に要望出すかな(笑)
「若いっていいわねッ!! やる気マンマンだあ!!」
★★★★★
奇襲を受けた夜鳥子は消え去った。しかし、奇襲でなくても勝てなかったか知れない。それほど宿敵・蝴蝶は強かった。残された駒子や三ツ橋たちは、夜鳥子抜きで蝴蝶と、そして安倍晴明復活を画策する式神たちと戦わなくてはいけなかった……という鬼切り夜鳥子もシリーズ5巻目にして完結編。
アクションありエログロあり恋愛ありで、走ることだけが取り柄の女子高生・駒子が仲間たちと鬼や式神に挑む伝奇活劇です。緩急つけた展開に思わず一気読みしてしまいました。前後編の後編なので、これだけ読むとなんだかなあということになるかもしれませんが、全5巻と手頃な量だけにまとめ買いして一気読みする価値はあると思います。はい。