サービスカット満載
★★★★★
鬼切り夜鳥子シリーズ、待望の第4巻。
5巻で完結ということでファンにとったら残念ではございますが
この4巻は、その完結編の序章となっています。
今までの登場キャラクターが総登場で、どんなフィナーレを飾るのか期待大です。
ストーリーの各所に、今までのあらすじや、キャラの心情が語られており
初めて読む人にも、うろ覚えな方にも読みやすくなっているのではと思います。
夜鳥子と三橋のサービスカットもあり、ファンは必見!
今までもありましたが、今回が一番凄いんじゃないでしょうか。
待ちに待った夢の再会
駒子と夜鳥子、一つの体に宿る2つの人格の問題
夜鳥子、シリーズ最大の大ピンチ
と読み応えは満載です。
只、今までの夜鳥子シリーズでは、1巻ごとに物語が完結していましたが
今回の4巻は、完結編の5巻に続くということもあって
私個人の意見としては、正直ボリューム不足は否めない感じがしました。
本当にいい所で、5巻に続いちゃうんですよね。
しかし、この4巻を読まずして5巻の完結編を読むことは出来ません!
5巻の発売日も近いことですし、是非とも購入することをオススメします。
「世の中、最後に物を言うのはお金ですよ」
★★★★★
入れ墨の女子高生が式神を操って鬼と戦う「鬼切り夜鳥子」シリーズの4巻にして最終章の前編です。
クリスマス直前の仙台市を舞台に、安倍晴明の復活を画策する鬼たちを阻止すべくいつもの面々が立ち向かいます。
あいかわらず駒子はQが大好きで、Qも駒子のことを大事に思っていて、2人は相思相愛なのだけれど、2人の身体には800年前に死に別れた、これまた相思相愛の男女が眠っていてと波乱の四角関係。3巻「鬼切り夜鳥子3 みちのく血煙慕情 (ファミ通文庫)」の平安時代編を読まなくても通じますが、読んでいる方がこの再会のせつなさが身に染みて、より深く楽しめるかと思います。
しかし、表紙イラストを見ても分かるように、この巻の実質的な主役はクラスメイトで秀才委員長の三ツ橋初美。カラーイラストすべてに登場する上に、全体の4割にも顔出しするくらいの大活躍。それがまた、みんな良い表情してるんだ。
とろーんとしたしゃべりで運動神経もたいして良く無さそうだったのに、実はヘンなことをしゃべりにしゃべるし、2巻「鬼切り夜鳥子2 京都ミステリーツアー (ファミ通文庫)」以来ずっと鍛練を積んでいたらしく、式神使いで師匠である鬼切り夜鳥子に迫る戦闘力を発揮します。しかも、ストーリーのキーパースンだし。この初美の活躍を読むためだけでも、この1冊を買う価値があります。
もう続きの5巻が楽しみでなりません。
三ツ橋のふともも
★★★★★
今までのイメージとは違った表紙。サブタイトルと表紙の三ツ橋初美のサンタ服からクリスマスが舞台。なので発売日が26日なのが少し悔やまれる。
サブキャラクターだった三ツ橋が表紙を飾る理由も読めば頷ける。登場時は、おっとりした才女だった彼女が平安の女陰陽師夜鳥子に出会ってから人間的にも肉体的にも一番、成長をしたんじゃないだろうかと思う。肉体的な成長は、表紙のふとももでも感じるのは贔屓目だからかなぁ(笑)
そして、夜鳥子の魂を宿した女子高生桂木駒子と幼馴染から恋人に格上げされた久遠久の仲も気になるところ。前作の修学旅行では、ほぼ進展していないのでクリスマスを期により仲良くなろうと計画を進める二人。案の定、夜鳥子によりクリスマスデートもなんだかな状態に。この二人にハッピーエンドは訪れるのかと不安になりつつ先がとても気になるので2009年1月末に出る新刊を早く読みたいです!
今までぼやかされていた主人公たちが住む街がぐっとイメージしやすくなったと感じるのはモデルとなった街が地元だったからだろうか?
見知った場所で繰り広げられる戦闘シーンはスピード感にあふれている。この季節、一番の観光名所が容赦なく破壊されて行く様は圧巻です(涙)
平安と平成の恋物語の行く末、見届けてみませんか?
最高だ!
★★★★★
先月の「ハルカ 炎天の邪馬台国」に続き、待望の「鬼切り夜鳥子」シリーズ4巻発売!
12月26日に発売で、内容はクリスマスもの。桝田省治さんご本人の話によると、炎天よりも完成度はこっちのほうが高いとか。
炎天も大満足だったけど、それよりも良いとなるともう最高でしょ!!
評価はもちろん5!