エッセイの書き方: 公募で賞が獲れるおもしろい文章の秘密 (RJ Books)
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(まえがき)
さて、キミが本書に目を通してみようと思った理由は、なんだろう? 文章を書くのが好きだから、もっとうまくなりたいとか。逆に、ヘタだから、なんとかしたいとか。プロのエッセイストになりたい。ブログをやっているので、もっとウケる記事が書きたい。あるいは、学校で課題が出て、職場で……。いずれにせよ、いまよりはレベルアップしたいわけだ。その向上心さえあれば、本書はきっと役に立つ。
サブタイトルに「公募で賞が獲れる」とあるのは、いいかげんなことを言っているんじゃない。本書では、評価の高かったエッセイの一部を収録、こまかく解説してある。これは編集者やライターが集まるメーリングリストでおこなわれた公募の投稿作品のうち、いちばんに選ばれ、これを見た編集部からの連載依頼や「単行本の編集者とそちらに行くので、会って欲しい」というオファーまであったという代物だ。
反響がある文章は、ちゃんと計算して書かれている。なんでもそうだが、お手本となる型がなければ、練習のしようがない。個性なんてものは、基本の型が使いこなせるようになるころには、自然と出てくるものだ。それに、わざとらしい個性なんかなくても、他人におもしろいと言われる文章は書ける。本書を読んで身につけて欲しいのは、そんな基本的な文章力と意識のもち方だ。他人から評価されるエッセイには、一定の法則がある。
本書では、他にも、エッセイでよく取り上げられる題材についてどう書けばいいか具体的に述べている。そこが理解できれば、あとは自分にあてはめて応用するだけだ。小学生が書く「遠足の思い出」も、ファッション・モデルが書く新ブランドの立ち上げパーティーに行った話も、基本的には変わらない。
では、「働く女性」がお題なら、キミはどう書くか少し考えてから、このあとの文章を読んでくれ。
(もくじ)
第1章 題材の扱い方とテーマ
「働く女性」についてのエッセイ
結論はいらない
会話ではじめるのは小学生レベル
受賞する確率が高い内容
資質に合ったジャンルを選ぶ
目的によってテーマの方向性が決まる
できるだけ具体的に語る
真ん中から後半にメインをもってくる
第2章 実例とその応用
実例 ─抜粋─
感想はどこをおもしろがっているか
好きを伝える表現
感情を行動で示す
話の売りになるように事実を構成する
字面ではなく文脈を読ませる
予備知識は簡単でいい
自分のエッセイに応用する方法
第3章 エッセイらしい文章表現
未熟な書き手と「語り手」のちがい
文章を形作る3要素
意見を押しつけない
ストーリーを語る
味を想像させる
美しさそのものは書かない
絵の技法を取り入れる
景色の描写で人物をあらわす
第4章 さまざまなテクニック
読者の憧れをかきたてせる
立場に限定をかける
ラストシーンにリアリティをもたせる
キャラクターづくり
自分の中から切り口を見つける
趣味教養をうまく使う
固有名詞の選び方にセンスが出る
有名人だから成立するエッセイもある
第5章 文体と視点
読者は情報に未来の自分を見る
他人とちがう視点を意識する
相性のいいお手本をマスターする
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◇著者略歴◇
専門はクラスター分析。さまざまな人間関係をタイプ別に分類、目的に応じたアプローチ法を提案する。
これまでかかわった企業は、大手芸能プロダクション、映像・IT関連、起業・新規事業のコンサルティング、営業職・販売職の育成、外資系メーカーのプレゼン研修、出版社グループの新人発掘など多岐にわたる。
メンバーは雑誌やムックにも寄稿、編集者からの評価も高い。