うまい文章、伝わる文章、感動させる文章を書くには、文法を学んだり、名文を盗んだりするまえにやらなくてはならないことがある。下準備のやり方をていねいに、じっさいに書く人間の立場で解説した珍しいタイプのハウトゥ本。ホントの意味での文章の基本がわかる最初に読みたい１冊。

　実例として、プロの評価が高く、読者からも「わかりやすくて、おもしろい」と好評だった文章を収録。また、よく書いてしまいがちな文章も多数の例をあげ、どう直せばいいかとアドバイス。ついでに、文章による自己ＰＲのやり方までわかってしまうというオマケつき。

◆本文：単行本５０ページ相当＋関連情報等

（もくじ）

　お手本とおなじ条件で書く
　実例男「自分を売り込む」
　ねらいが伝わっているか
　メイン・ターゲットはだれか
　書くまえに立案する
　テーマは「○○とは△△だ」
　切り口が価値ある情報にする
　自分に合った形式を見つける
　読者に合った内容を見つける
　目指す読後感を常に意識する
　共感を生む情報を加える
　考えは行動を通して書く
　自分も含めて調査取材する
　キャラクターで興味をひく
　話の本筋に合った素材さがし
　構成を決める
　書き出しで全体を要約する
　４分の３で話をまとめる
　興味を中心に段落をつなぐ
　トピック・センテンスの確認
　短く言い切る
　代名詞を使いすぎない
　事実と意見は分ける
　読みにくいのは文体のせい
　文章がうまくなるためには

　まとめ
　書く手順とチェックポイント