ADHDとは注意欠陥多動性障害のことで、集中困難、多動、衝動性などを中心的な症状としている。ADHDの子どもは、とにかくエネルギッシュで衝動的な行動をとるため、その子育てにはさまざまな困難を伴い、しつけに悩んでいる親も多いに違いない。そんな悩みを解消してくれるのが本書だ。
本書は、UCLA神経精神医学研究所のペアレントトレーニング(親訓練)・プログラムから生まれたもので、子どもを頭ごなしに怒鳴り散らさなくても、子どもの協力が得られる技法を提供している。その技法を著者は「道具」と呼び、「これら道具は、あなたがしてほしい行動を増やし、してほしくない行動を減らし、許し難い行動をなくすための助けとなる」と説く。そして、5つのステップを設け、してほしい行動を増やすための「ほめること」、してほしくない行動を減らすための「無視する方法」、協力を引き出すための「選択」と「予告」、許し難い行動をなくすための「指示」「警告」「罰」などについて、具体的な場面を想定しながら解説している。
仕事や家事・育児に追われていても、ちょっとした時間に読み進められるよう、1項目10ページ前後で、ステップアップする形でまとめられているのも特徴といえる。本書は「ADHDのペアレントトレーニング」と題しているが、特にADHDの子を持つ親のために書かれたものではないという。子育て中のすべての親におすすめしたい。(清水英孝)
読んで よかった…
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発達障害の子供を持つママです。障害の勉強をしたく 大学の教材にもなっていたこちらの本を購入しました。 もっと早く読んでいればよかった と思うことや・ これ 自分も手探りでやっていた!! と思うことがたくさんあります♪ 苦しいのは 私だけでなく 理解されない不思議を持つ 本人なので がんばって 少しでもいい道に向けてあげたいです。 非難されない 親を励ましてくれる 素敵な本でした!!
とりあえず親がかわらなくては?
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読んで学べるADHDのペアレントトレーニング―むずかしい子にやさしい子育て
何から初めてよいかわからないとき、この本に出会いました。
少しでも気持ちを楽にしなくては、子供と前向きに進めないことに改めてきずかされました。それは、20%での行いに褒めるのでよいのです。ぜひ、ご活用下さい。
ADHDの子以外にも良い子育てマニュアル
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落ち着きの無い息子2才を子育てするにあたって購入。医療機関に相談する程のADHD症状が無い場合でも、この本の育児法を学んで活かせば子供は健やかに成長出来ると思う。
3つの行動に分けて対応する。
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保護者向けではありますが、現場の教師にも
役立ちます。
・してほしい行動
・してほしくない行動
・許しがたい行動
日常の行動を上の3つに分類することから
始まります。
そして
・効果的にほめること。(皮肉は避ける)
・上手な無視の仕方
・制限の仕方
など、事例とともに細かく書かれています。
挿絵がユニークで、ポイントもわかりやすく
読みやすい本だと思います。
お勧めの本です
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教育センターでも、お勧めの本です。ADHDの・・・というタイトルにはなっていますが、そうじゃないお子さんをお持ちの方にもぜひ読んでもらいたい本です。
続編も出ていますが、こちらだけでも充分だと思います。
ありがとうございます。
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ありがとうございます。