トヨタの真髄は派遣の使い捨て
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トヨタは日本での生産ウェイトが高い珍しい企業です。
なぜなら米国でも欧州でも労働環境改善の動きが激しく、米国トヨタでは
工場の従業員に平均時給3000円程度が割り振られており、派遣社員への将来的な
正社員への雇用義務もあり、法律で厳しく遵守させられます。
一方日本では派遣は3年経てば正社員にしないといけない、とか正社員を派遣に置き換えては
ならないという「ルール」がありますが、そのルールの裏をついて実質派遣社員を
使い捨てて成長してきたのがトヨタ自動車の正体だったりします。
トヨタの派遣の実態の面白い映像はYouTubeなどでゴロゴロころがっていて見ることができますが、
半年契約で毎日残業させて手取り20万、寮で5万引かれ部屋は3人部屋でプライベートもない
なのに作業は正社員とまったく同じで20から30kgの荷物を一日1000箱組み上げる
仕事をさせられる・・そんな悲惨な生活をトヨタの期間工たちは毎日行っており、その血と汗で作られたのが
プリウスとかカローラなのです。
トヨタはクーリングオフという手法で派遣期間を悪用し、法律の裏を突き社会保障の無い
派遣社員を増やし続けています。
http://jp.youtube.com/watch?v=cDCB_efZSDY
この映像の中盤からそのトヨタの実態への答弁がありますが、こんなトヨタを手放しに
褒め称えることが果たして正しいのでしょうか?
私には自社の工員の誰もが自社の車が買えるようにと高給を与えたフォードの創業者と今のトヨタがえらく対比的に見えてしまうのです。
トヨタ高収益の秘密
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トヨタが空前の高収益を上げている。
よく聞かれる話は下請けイジメのおかげでもたらされた利益などなど・・・
実は輸出にかぎってのカラクリがあることはほとんど知られていない。
ある工業製品がある国では安く買えて、ある国では高くなってしまう。これは購買力平価という為替相場によって左右されるのであるが、日本が政策的に円安を維持しようとしているとなるとどうなるか?
トヨタ車を含む国産車は外国においては安く買えてしまうことになる。では国内ではどうなるのかというと、外国よりも不当に高い買い物をさせられていることになってしまうのだ。これによりさらに国内の景気を低迷させる要因になっている。
諸外国においてはトヨタ車は安くて品質が良いという理屈は実は日本の円安政策がそうさせていたことになる。
しかも輸出に関しては消費税をかけられないから血税でもってトヨタに補填されている。輸出すればするほどトヨタは儲かってしかたがないわけだ。これが高収益のカラクリである。
このような政治主導の大企業優遇税制は昨今の法人税率低減と庶民の高負担が物語っている。
下請けのみならず国民を食いものにしている会社がトヨタなのだ。