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Dance of Death

価格: ¥2,497
カテゴリ: CD
ブランド: EMI Europe Generic
Amazon.co.jpで確認
   アイアン・メイデンの13作目のスタジオ・アルバム『Dance of Death』が実に幸福なタイミングでリリースされる。バンドにとって幸福なのは、この2003年に――長年の苦闘のすえ――ロックがUKチャートの首位を取り返したこと(これはザ・ダークネスの成功によるところが大きい)。そして我々にとって幸福なのは、「モンスターズ・オブ・ロック」のそうそうたる面々の中で、なぜアイアン・メイデンがゴジラのように巨大な存在として君臨しているのかを本作がものの見事に示していることだ。

   前作『Brave New World』で復活を遂げたヴォーカルのブルース・ディッキンスンとギターのエイドリアン・スミスは今や完全に本調子を取り戻し、アイアン・メイデンは再び活気づいているようだ。『Dance of Death』は往年のアイアン・メイデン――特に『Seventh Son of a Seventh Son』の頃――のようなサウンドで、並外れたプロダクションがものをいっている。ファースト・シングル「Wildest Dreams」の異常な猛スピードで幕を開け、3曲目(ぐっと盛り上がる「No More Lies」)に向けて加速していき、以降はおおむねこのペースが維持される。息をつくことができるのはスローなタイトル・トラックとオーケストラを起用した戦場の叙事詩「Paschendale」ぐらいのもの。ディッキンスンの張り詰めたヴォーカルは黙示録的な歌詞に重みを与えている。アイアン・メイデンほどの実力をもたないバンドの手にかかっていたら、この歌はアイロニーに堕していたか、ひたすらバカバカしいだけの曲になっていただろう(タカの鳴き声のサウンド・エフェクトを曲のど真ん中に挿入するなんて、彼ら以外のどんなバンドに許されるというのだ?)。ここにいるのは、シリアスな音楽を演奏する、シリアスな男たちだ。結成から20年以上たつ現在でも、アイアン・メイデンは頼りないヒヨッ子どもにロックの何たるかを少しばかり教えてやるだけの力を残している。『Dance of Death』で、アイアン・メイデンは単に戻ってきたのではなく、トップに返り咲いたのだ。(Robert Burrow, Amazon.co.uk)

6人メイデンの2作目、悪くはないけど・・・ ★★★☆☆
前作の流れ、もっと言うと「エックス・ファクター」、「ヴァーチャル・イレヴン」からのプログレ化(「革新的・進歩的」という意味ではない)・大作志向流れの作品だ。

はっきり言ってアイアンメイデンなので、楽曲、演奏自体はそんなに悪くはない。ドラマチックな構成も前作以上にさすがにメイデンらしく聴かせてしまう。私なんぞ昔からのファンのよしみでつい条件反射的に聴いてしまうが、現実新鮮味は薄い作品だ。

音はライブを意識している割に、鮮明ではない。特にニコのドラムの音は私の好みではない。速い楽曲をやっていても、かつてのような疾走感がない。3人ギターのせいか、楽曲も冗漫に長くなり何度も我慢して聴かないと良さが分からない作品になっている。

従って最近メイデンは、メイデンビギナーの方にはすすめにくい。若いファンの方には、メイデンに関しては、私は80〜90年代の作品をおすすめしている。厳しい言い方をさせてもらえば、最近のアイアンメイデンは楽曲が始めて聴いた感じがしないのだ。

ちなみにメイデンはもうとっくにピークを過ぎているバンドだ。自己模倣ギリギリのところで、アルバムごと何とかやりくりしてしまう「技術」と、本当に熱心なファン(私のような惰性で聴いているリピーターも含む)に支えられていると言っても過言ではないだろう。これは怪物バンド、アイアンメイデンだからこそなし得ることだ。

MAIDENの典型がぎっしり詰まった傑作 ★★★★★
「THE NUMBER OF THE BEAST」「PIECE OF MIND」といった、現在のMAIDENサウンドのベースとなっているスタイルを2003年に蘇らせた、ここ十数年で最もアグレッシヴな作品だ。個人的には、彼等の作品の中でも五指に数えたいアルバムである。
ザクザク切り刻むギターリフ、スピーディーかつドラマティックな曲展開、冴え渡るスティーヴのリリックに込めたストーリーテリング等々、全てが典型であり、どこを切ってもMAIDENだ。全英を制覇し、次なるターゲット、アメリカを見据え、遮二無二活動を行っていた頃が思い出される、当時の勢いが追体験できる、そんな若々しさも感じさせるのが本作である。
アートワークについて不満を述べる人も散見できるようだが、僕はそうは思わない。「THE NUMBER OF THE BEAST」のアルバムカバーを初めて見たときよりはまだましだと思ったし、なによりこの絵は、タイトルチューンの摩訶不思議な世界観をもの凄くよく表現していると思う。こういったヘタウマな感じのグラフィックが、逆に見るもののイマジネーションを膨らませるというのも、初期の彼等の作品にはあったように感じられる。
ブルースとエイドリアンが復帰し、いよいよ本領を発揮し始めたな。・・・発表当時にこれを聴いたとき、そんな風に考えて、胸をワクワクさせたことを思い出す。
音質でマイナス ★★★★☆
楽曲は前作以上に粒揃いでメイデンの良さが存分に出ており、トリプル・ギターを活かしたソロも聴き応えたっぷり。アルバム通しての楽曲の出来は、「第七の予言」からの15年間で一番といっても過言ではない。

しかし、この音はどうだ。メイデンのサウンドはいつも安定しており(ベイリー時代も音作りは抜群にカッコ良かった)、そこが安心して買えるポイントでもあるのだが、本作はどうしても「音の悪さが楽曲の良さを殺している」と感じずにはいられない。
全体的に各パートの音の分離が悪く、とくにスティーヴのベースのパーカッシヴな魅力が削がれてしまっている。
前作は92年の「フィア〜」以来の大作指向のせいか、辛口に言えば少し中弛み感があった。しかし音が抜群に良く、楽曲でトリプル・ギターを活かしていなくても、サウンドの中にトリプル・ギターの魅力が詰まっていた。本作にはそれがない。そこが唯一残念な点。

とはいえ、楽曲はよく練られてフックもある素晴らしいものなので、耳の肥えたロック・ファンでも充分満足できる作品だろう。
アルバム後半のドラマティックさを聴き逃すな ★★★★☆
アイアン・メイデンの2003年作
1、2曲目はいかにもシングル曲といったキャッチーな出だしだが、
全体的には前作の同路線で(68分という長さも…)、安心して聴けるクオリティ。
ブルース復帰の熱も冷めて、本作を冷静に評価するリスナーも多いだろう。
当然ながら往年のような勢いではなく、老成したまとまりの良さを感じるサウンドは、
予定調和のツインギターのフレーズと、大曲でのプログレ風味の展開など、
新鮮味はほぼ皆無ながら、だからといってけなすべき粗悪さもない。
効果的なシンセの使い方も含めて、音の厚みの点では前作以上で、とくに
ラスト曲につながる8からの3曲は、そのドラマティックさに素直に素晴らしいと思える。
アルバム後半のドラマティックさを聴き逃すな ★★★★☆
アイアン・メイデンの2003年作
1、2曲目はいかにもシングル曲といったキャッチーな出だしだが、
全体的には前作の同路線で(68分という長さも…)、安心して聴けるクオリティ。
ブルース復帰の熱も冷めて、本作を冷静に評価するリスナーも多いだろう。
当然ながら往年のような勢いではなく、老成したまとまりの良さを感じるサウンドは、
予定調和のツインギターのフレーズと、大曲でのプログレ風味の展開など、
新鮮味はほぼ皆無ながら、だからといってけなすべき粗悪さもない。
効果的なシンセの使い方も含めて、音の厚みの点では前作以上で、とくに
ラスト曲につながる(8)からの3曲は、そのドラマティックさに素直に素晴らしいと思える。