強い躰造
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強い身体とはどういうものでしょう?
多くの方は筋肉の発達したマッチョな体型を思い浮かべるのではないかと思います。
分厚い胸板、割れた腹筋、盛り上がる力コブ、本当に強く見えて、強い身体だと考えていた時期があります。
実際、ボディビルダーやパーソナルトレーナーの指示に従って、筋トレを中心とした肉体改造に励んでいた事もあります。
しかし、今では考え方が変わりました。
これは僕が健康オタクと呼ばれる程、体の管理を丁寧にしてきた事が大きいと思いますが、現在主流の肉体改造を行っていては、「本当の意味での」強い身体にはなれないと感じたからです。
例えば、ボディビルダー系の方達は筋肉を発達させるために大量の蛋白質を摂取するのですが、それは健康面を大きく損ないます。
蛋白質は代謝の際に肝臓に大きな負担をかけるのですが、それはアルコールをガブガブ飲んでいるのと同じで、筋肉はついても肝心の健康を損なってしまうのです。
また、筋肥大を起こすテクニックとして負荷を逃がさず力を入れ続けるトレーニングがありますが、これを続けていくと柔軟性が失われます。
筋肉の柔らかさは、いかに弛緩できるかにかかっていますが、負荷を逃がさない収縮ばかりのトレーニングを行う結果、体は硬直してスムーズに動かし辛くなり挙句の果てに怪我に繋がる事も多いのです。
それで本当に強い身体と言えるでしょうか?
いくら筋肉が発達しても健康を損なってしまうのは勿論、使い勝手が悪くなるなんて絶対に強いとは言えないと思うのです。
僕が考える強い身体とはこうした矛盾が無い事です。
筋力もあって、健康を損なわず、それでいて使い勝手も良い身体の事ですが、この書籍ではそれを実現する上で必要な情報を纏めました。
過去いくつもの文献を漁り、自分で人体実験を通して得た強い身体作りを「運動」「食事」「生活」という三つのカテゴリに分けて説明しています。
これを見てもらえれば、あらゆる矛盾が無い本当に強い身体、美しい身体、正しい身体を手にする事が出来ると思います。
最終的には「人生」というカテゴリから仕事や人間関係にまで踏み込んでいますが、そちらも合わせて見てもらえると、人生の質が大きく向上するのではないかと思っています。
世間とは真逆の事も書かれていて、戸惑うところもあるかと思いますが、体の力を抜いてニュートラルな気持ちで読んでみて下さい。
きっと善き気付きがあるかと思います。
【目次】
■はじめに
・強い身体とはどういうものでしょう?
■運動
・役立たずの体
・使える筋肉
・ランナーズハイの獲得
・要らない筋肉
・逆に、要る筋肉
・間違いだらけの腹筋
・しゃがめ
・失われたもう一つの動作
・筋トレは柔軟性を失わせるか?
・倒立(逆立ち)習得法
■食事
・腐った肉体美
・水は毒になりえるか?
・添加物の罠
・酒と筋トレ
・ハーブの危険性
・日本産 VS アメリカ産 VS 中国産
・加熱の知恵
・プロテインは必要か?
・食べにくさ
・ビタミンはもういい
■生活
・殺人住宅
・歯医者要らず
・花粉症が治る仕組み
・恐怖の界面活性剤
・不潔さ
・鬼畜の子育て
・煙草は止めなくて良い
・女性と鬱と
・男性ホルモンの正しい高め方
・最強の健康法
■人生
・コーリング
・聞き上手
・不幸への道
■おわりに
・結局、強い身体とは何なのか?
・追伸
※本書はユーザビリティ向上の為、リーダー読み込み時に時間がかかる場合があります。