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銀色絵本 (白泉社文庫―千津美と藤臣君のシリーズ)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 白泉社
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愛=尊敬 ★★★★★
千津美ちゃんに向けられる、残酷な言葉たち。意図的でも無意識でも、それは罪深いことだし、言われた方は傷つく。
なんと千津美ちゃんはその悪意を受け止め、反省までしてしまう。しかも相手への思いやりを忘れない。…そういう人なのだ。
『愛』という言葉の中には『尊敬』という意味もある(と思う)のだが、まさに藤臣君から千津美ちゃんへの想いそのもの。愛し愛される二人は、私の憧れだ。
「敬意を持って」 ★★★★★
ドジで子供っぽい千津美と固くて凄みのある藤臣君の恋愛物語。
前巻よりもはっきりと千津美の素晴らしさが描かれている。

本巻の見所は、千津美らではなく、藤臣君の昔の彼女や剣道部のマネジャーの物語ではないだろうか。物事を常に勝ち負けでしか見ることができない少女達が自分より素晴らしい千津美に酷いことを言うことで優越感に浸ろうとする姿はあまりにも現実味があって悲しい。

千津美の他人を外見や経歴で決めつけず、どんな人に対しても一生懸命に尊重する姿勢に藤臣君が「敬意を持って」手を差し伸べる姿は、男性ぶろうとするだけのフェミニズムよりもよほど男女平等を訴えているように見える。
いい恋ですよね ★★★★☆
ああーやっぱりひかわきょうこさんの作品が大好きだ!
と再認識。
読み終わってほんわかします。
千津美は子供っぽいけど、中身は大人…すばらしい人。
一生懸命だから、応援したくなります。
読者の私は友達目線で応援してる感じ。
相手を思いやる心 ★★★★★
とても思いやり溢れる作品です。昨今人に対する思いやりを持たない人が多いですが、相手をよく観察して顔や表情から相手を気遣える方法をこの作品から教わったような気がします。

千津美と藤臣君は一見すると全く正反対で不似合いなカップルですが、相手を思いやる性格や相手に対する信頼の深さはもはや固〜い絆で結ばれてて、どんなに周りに邪魔されても決して切れることない信頼という糸で結ばれているようなそんな素敵なカップルです。

パートナーと上手くいってない時に読むと何か修復のヒントを貰えるかも。


彼女の器の大きさ ★★★★★
 白泉社文庫「春を待つころ」の完結編。
 大学に入学した千津美。取り巻く環境が変わり、また周囲から「なんでこんな子が藤臣君の彼女なの?」という反応が起こる。確かに周囲の反応もわからないでもない。本編から抜粋させてもらうと『千津美がパステル画なら、藤臣君は水墨画』だから。

 でも、千津美を非難していた人達の反応は千津美に関わっていくことで大きく変わっていく。千津美は人に何か言われて落ち込む事はあっても決して否定したり、怒ったりはしない、それは自分のことがよく分かっているから。一般的に人は自分の欠点を言われたら、怒りの矛先は自分ではなく言った人に対して「なんて失礼な奴だ」と向けるのだろう。千津美は人に対しては、自分のことを悪く言った人にでさえとことん優しい。周囲が思っているよりもずっと千津美は大人なのだ。それが、彼女の器の大きさである。