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白い窓の向こう側 (白泉社文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 白泉社
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暖かい ★★★★★
幼なじみ。この微妙な関係を見事に描いた作品だと思います。
成長するにしたがって、「もうあの頃の彼(彼女)ではない」と感じてしまう。「好き」という想いは友達としてなのか、それとも恋なのか、わからない。ずっと仲良しでいたいのに、できなくなってくる。このもどかしさが堪りません。
本編のカップル、聖ちゃんと義くん達を陰で支えた(?)二人。ワッコちゃんと吉祥寺くんの番外編も収録されています。こちらもいい味を出していて、好感が持てます。こういう漫画には、なかなか出会えません。ひかわ作品は、私の心の拠り所です。
大人への階段 ★★★★☆
 主人公の聖子と幼なじみの義君は仲がよく、周囲からは公認のカップルにされている。しかし実際二人の間にあるのは『恋』ではない。

 聖子は、義君が以前ひやかすクラスメイトに対して放った「聖ちゃんはただの幼なじみだ」という言葉が胸に引っ掛かっており、義君を恋愛対象で見る事を潜在的に避けている。その為義君の成長ぶりを見ながら感じている『好き』という気持ちの意味合いが変化していることに気付こうとしない。そんな中、穏やかで優しい義君とは全く逆のタイプの太堂君が現れる。聖子はそんな太堂に気持ちが揺れていくが・・・。

 思春期の気持ちの変化が絶妙なタッチで描かれている一作です。幼い頃には必要なかった枠組みを突然突き付けられて、どうしてそんな風に分類しなくてはいけないの?と思ったこと、振り返ってみると沢山あった気がします。この物語においての枠組みは、「幼なじみ」か「恋人」か。ただ好きで一緒にいたいと感じるだけなのに何故分類しなくてはいけないのでしょうか。

ひかわきょうこさんの初期の漫画を読みた… ★★★★★
ひかわきょうこさんの初期の漫画を読みたくて購入しました!やっぱり、良かった!