巻の中途にある、識者が語るエッセンス
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ドラゴン桜を読んでいて、ためになると思うのは、
ストーリーのみならず、巻の中途にある識者が本のエッセンスを語るところである。
これを読むだけでも、500円の価値はあろうというもの。
例えばこの巻では、文芸春秋の本を、講談社が取り上げ紹介している。
ライバル社であろうが、いい物はいいという姿勢に好感が持てる。
本当の自由とは自分のルールで生きること
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高校時代、部活をやっている子や学校帰りにバンド活動をしたりゲーセンに通ったりしている子の方が成績が良く、彼らはいつ勉強しているのだろうと不思議に思っていました。
でも、この巻を読んでその答えが出ました。彼らは「大切な自分の時間」を守り抜くために、要領良くメリハリをつけて頑張っていたのでしょう。
自分は器用なタイプではないので、要領のいい人をうらやましいと思う反面、「自分の方が努力しているのだ」などと自分を慰めてきましたが、最近はやはり要領の良さとメリハリは大切だと実感しています。
ちなみに、「出題者や作者の気持ちを感じ取る」「心の中で音読をする」という方法は、資格試験でもとても役立ちました。
また、「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の違いを知ることは英会話の上達にも役立つと思います。
おもしろい!
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ボクはこの漫画は好きです。
この漫画には「東大」というキーワードが出てきます。
勉強の仕方や情報なども極端なところはありますが、間違っては
いないでしょうし、事実に即したことで作品をかくので
あれば、そこにはやはりある程度の信憑性というものも
なくてはならないと思います。
それでは、「あの勉強法で東大に入れるのか??」と聞かれると
はっきりいってわからないです。この漫画を読んでこんなやり方では
東大は絶対無理だ!と言う人も言わない人もこの漫画の中での
やり方を100%実行などしないでしょう。
それは、主人公の桜木先生が意見を述べるたびに無理だ無理だと
ギャーギャーわめく人たちとなんら変わらない。
実際に「東大」なんてキーワードを出せば、学歴にこだわる人たちに
目の敵にされるのは必至なこと。それをあえて行っている著者は
まさに桜木先生の立場なのです。文句垂れる人は漫画の中にも
外にもいます。本来不条理な世界のはずの漫画に対して信憑性を
求めすぎるのもどうかと思います。
いいこともたくさん書いてあります。必要な部分を参考にしつつ
漫画が楽しめればいいではないですか。
こんなの読んで東大は無理だという人は、もし「ドラゴン桜」を
読んで感化されて東大目指した人がいても知らんぷりでしょう。
視野が狭い気がします。もっと寛容になって欲しいものです。
絶対的な評価をしてはいけない('・ω・`)
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勉強法を知ること、適用すること、合格すること
これらは全くの別次元です!!
今あなたはドラゴン桜を読んだことできっかけという
重要な地図を手に入れました(*'∀`)
しかし受験の入り口からはまだ一歩も進んでないのです!!
確かに優れた地図という点では素晴らしいですが、
地図でしかないということを盲目にさせたという点では・・・
ということです('・ω・`)
優れた地図目的なら買いでしょう(*'∀`)
協調性とはなんだ?
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学校説明会の会場で、桜木先生は父母たちにこんな話をします。
ある予備校の講師が、予備校で学ぶ受験生を観察していて分かったことがあります。
合格する生徒と落ちる生徒は、普段の行動から分かるのだそうでう。
それは、授業が終わったときにさっさと身支度して帰る生徒の方が、合格するのだと。
教室に残って、いつまでも友だちとおしゃべりをしている生徒は落ちる。
桜木先生のその話を聞いた父母たちは、
用さえ済めばすぐに帰る子は人間味に欠ける
自己中心的で友人関係が希薄
受験一辺倒で偏った人間になる
と反論します。
それに対して桜木先生は「それこそ偏見だ」と、次のように説明します。
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すぐ帰る子の性格のいいところはどこか?
それは切り替えの速さとうまさです。
学校生活でも予備校と同じことが言えます。
予備校の講師達は言っています。
さっさと帰る子は時間の使い方がうまく、勉強も効率よくこなしている。
つまり自己管理ができるということ。
友達と遊ぶ時は遊び、趣味にも時間を費やし、コントロールをしながら生活をしているのです。
逆にだらだらと残っている子は、一見協調性がありそうで好感が持てそうですが・・・
実は行動を自分では決められず、他人に依存している。
こういうタイプは生活にメリハリがつかず、勉強していても注意が散漫で意欲も長続きしない。
自己中心的といえば否定的な響きがあるが、自分の意思を持ち決断して行動するというのは、決して悪いことではない。
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もちろんホントに残ってみんなと一緒にいるのが楽しい人もいるでしょう。
でも楽しいわけじゃなくて、みんなと一緒に行動しないと嫌われるんじゃないかとか、仲間はずれにされるんじゃないかとか、そういうネガティブな気持ちで一緒にいるのはよくないですね。
桜木先生の言うとおり、本当は他人に依存しているんだと思います。
それは協調性ではなく、隷属的と言った方がいい。