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闇を駆けぬけて (扶桑社ロマンス ラ 9-4)

価格: ¥940
カテゴリ: 文庫
ブランド: 扶桑社
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軽卒ヒロインかな…? ★★★☆☆
リサ・マリー・ライスらしいアツアツのロマンティックサスペンスなんですが、
この人らしくて楽しくていいんですけど…赤毛フェチのヒーローも素敵なんですけど…

ヒロインが「命が危ないからここに居ろ!」と言われてるのに
我慢できずにヒョコヒョコほっつき歩いちゃうんですね。
おバカヒロインが我慢できない私にとってはこの一点で激しくマイナス。
あと、証人保護プログラムに入る前に買っていたシャム猫をあっさり
諦めてしまうんですよね。猫好きとしては、というかペットを飼っている人間としては
そこも同意し難い。

それと、訳の問題なんですが、この訳者さん「耳ざわりのよい」という言葉を使っています。
「耳ざわり」は「耳触り」ではなく「耳障り」が正解で、それだけで
聞くのが不快だという意味になるので「耳障りが良い」という言葉の使い方は
間違っている、という話をテレビで見た事が2回くらいあります。
校正もスルーしたのでしょうから、知らずに使ったとも思えないのですが…
「耳さわりがよい」は市民権を得た言葉になったのでしょうか?
これはちょっと、私にとっては見過ごせないミスに感じられました。
熱くて繊細なストーリー ★★★★★
ある事件のせいで証人保護プログラムを受けることになった
ジュリアが、身を隠した先で元SEALのクーパーと出会い、
街の住人と親しくなりながら彼とも惹かれあっていく、という
お話です。

身を隠した先に現れる魅力的な男性が元SEAL、というのは
王道ですが、やはりそこが最大の魅力になっていると思います。
やはり女性は「強い男」には惹かれてしまいますね!
二人の心情が入り乱れながらもどんどん進んでいくのは
読んでいてドキドキさせられます。
肉体的衝動は直接的なのに、繊細な雰囲気でとても読ませてくれました。
ヒロインが素敵 ★★★★★
この作家の作品はいつもヒーローがすごい、でも、今回はヒロインが良かったです。
ある日突然、別人になれといわれ、新しい人格になじめないのも納得できるし、その反面、命の危険を感じておびえてしまうところも理解できました。

センスがあってしっかりした女性だけど、誰かに守られるべき立場であり、元SEALのヒーローはまさに彼女を守るのにうってつけの男性。
ヒロインは恋しているのが迷いも駆け引きもなくストレートに出ていて、潔し。

そんな二人を取り巻く街の人々もあたたかい。
サスペンス部分はさらりとしているものの、追われる緊迫感は充分に味わえました。

ヒーローは口下手。他の人とは普通に話しているのに、二人の時は単語をならべているだけの受け答えでつい笑ってしまいます。
いつも「何かしゃべって」と言われるくらい無口だけど、自分が彼女を守ると決めた時には、ほれぼれしてしまう程の行動力を発揮。
今回は二人のやりとりも楽しめました。もちろん、熱いシーンも健在です。

長いけどそれを感じさせない、とにかく一気読みです。
無口なヒーローと明るいヒロイン ★★★★☆
ヒロイン・ジュリアは、殺人を目撃してしまい、
裁判で証言台に立つまで保護プログラムにより名前を変え、
住み慣れた都会から寂れた田舎町に引っ越します。
そこで出会った牧場を経営する元SEALのヒーロー・クーパーに、
あっという間に惹きつけられ、
クーパーもジュリアを一目見た瞬間から、強烈に惹かれ・・。
磁石のように惹きつけあう描写はキュンとしますし、熱いです。
ジュリアのアドバイスで変わっていく町の様子も、なかなか楽しいのですが、
やや、ジュリアのキャラクターが定まらない感じもしました。

原題「Woman on the Run」

あっという間に読めたので、☆4.5です。
熱い男性が好きならお勧めかも ★★★★☆
この作者の書く男性って熱いんです。とにかく。
一歩間違えばちょっと引いちゃうかも。でも、ものすごくやさしくって、守ってくれるので、守られたい人にはこれ以上の男性はいないかも、って思わせられます。
ヒロインのジュリアは「証人保護プログラム」ってやつ(いわゆるよくサスペンスものやアクションものによく出てくる、証人を悪者から裁判が終わるまで別人に仕立ててかくまうもの)で、お約束で居所がばれて狙われるんですが、そこでヒーロー登場、クーパーが「俺が守ってやる」んですね!
や、まさにヒーローイックなお話です。こんな人いねーよ、と思いながらも、いたらいいな、と心のすみっちょのオトメが楽しんで読んでます。