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島津久光=幕末政治の焦点 (講談社選書メチエ)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:町田明広/著 出版社名:講談社 シリーズ名:講談社選書メチエ 431 発行年月:2009年01月 関連キーワード:シマズ ヒサミツ バクマツ セイジ ノ シヨウテン コウダンシヤ センシヨ メチエ 431 しまず ひさみつ ばくまつ せいじ の しようてん こうだんしや せんしよ めちえ 431、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253 時は、幕末がいまだ「政治の季節」であった文久期。幕府の権威が根底から揺らぎ、過激志士らの暴発に朝廷がおびえる中、その動向をもっとも注目された男こそ、島津久光であった。久光の指揮の下、小松帯刀、大久保一蔵、中山中左衛門、堀次郎ら、実力ある藩士たちが、京都の中央政局を舞台にして、幕末の行方を決定づける政争をくりひろげてゆく。史料を丹念に読みこみ、幕末政治史にあらたな光をあてる
細かいが浅い本 ★★☆☆☆
幕末史を久光を中心に分析した本。

一言でいうと中途半端。細かいのだが、浅い。一般向けなら、広くすべきだし、専門家向けなら深くすべき。

参考文献は先行研究に対する知識が浅い人が、理解を深めたり、論を検証するために必須である。本書は巻末の参考文献が少なすぎて、幕末史に精通した人にしか、お勧めできない。そのくせ、本書は先行研究には殆ど触れておらず、学術書ともいえない。

寺田屋事件について、著者は「研究者も含め、その本質の一端にも至っていない」と批判する。しかし著者がふれた本質の一端が何かは判然としない。

文章にも癖がある。
島津久光の幕末文久から元治までの政争史 ★★★★★
幕末の薩摩藩を代表する人物である、島津久光を中心として文久から慶応までの政局史。著者は文久政局より島津久光に視点を送る事により、従来の西郷や大久保を中心とした政治ではない、久光こそ政局の中心点におり久光の行動を考察する事により幕末史に新たな新視点が与えられるとしている。
実兄である斉彬とは実は仲がよかった逸話や、三郎という名前からくる島津家内部に於ける位置関係、そしてあくまで国父(藩主の父)であって、久光自身に官位がない問題点や、他の派閥の絡みなど薩摩藩自体も、他の藩と同様に内部に問題を抱えていたなど重要な説明を行っている。評者も特に共鳴するのは、小松帯刀こそ薩摩藩や久光にとって最重要人物とであると解説されている部分である。小松なくして西郷・大久保は存在しないという評価については学術的に問われても、西郷贔屓が大きすぎ、なかなか難しい部分があるかもしれない。

寺田屋事件の再評価や、公武合体の推進とその挫折、8・18クーデターと久光との関係など側面より注意した筆者の歴史観は読者としてわくわくしながら味読したものの、少し久光に対し贔屓の引き倒し的な面もあるような雰囲気もあるにはあったが、読み終えた後では差ほど問題とは思えず、寧ろ久光・小松ラインに対し新たな光を当てた価値観を見出したい。

良書!
幕末政界のキーマン ★★★★☆
斉彬に比較されて影の薄いイメージの久光ですが、むしろ久光こそ幕末政界のキーマンであったことを実証的に論じています。内容はわかりやすいのですが、文章に少し読みにくいところがあります。
幕末政治史を解り易く解説した好著 ★★★★★
タイトルに島津久光の名がついていますが、久光の伝記ではありません。
京都での政局が大きく動いた文久年間を主として、薩摩藩における久光の立ち位置をはっきりさせ、周囲の人物や他藩、朝廷、幕府の動きを絡めて、幕末政治史の流れを解説する書です。

幕末の薩摩といえば、島津斉彬、西郷吉之助(隆盛)、大久保一蔵(利通)、そして昨年の大河ドラマのお蔭で知名度がアップした小松帯刀の名が挙げられるのではないでしょうか。
世間の認識では、藩主の父(国父と呼ばれた)という立場の島津久光は彼らの陰に隠れてしまい、目立たない存在になっていますが、当時の政治の中心であった京都の中央政局において、久光が果たした役割、その影響力を分析しながら歴史をあらためて見直すと、久光こそが幕末政治の中心にいたことが判ります。
薩摩藩の動きのみならず、他藩・朝廷などとの関係や、当時起こったあらゆる事件との係わりについても解り易く解説されており、幕末政治史を理解するのに最適の1冊です。