参考になりました
★★★★★
今をどう生きるかというところでとても参考になりました。現代道徳心と言うものが失われてきているように感じます。正しいことをすると損をする、ずるがしこい人とか自分の利益だけを考えている人が得をするような傾向のなかにありますが、やはり本当の幸せはそうではないということを改めて考えさせられました。
この本でやっと救われました
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スウェーデンボルグの「天界と地獄」や、G.V.オーエンの「ベールの彼方の生活」もよかったですが、すぐに自分の生き方を変えられずに今日まで自分を甘やかして生きてきましたが、この本を読んで初めて真剣に自分の生き方について考えさせられました。
スウェーデンボルグ(科学者、発明家、鉱山局理事、国会議員)やG.V.オーエン(牧師)のような人格者ではない、フランチェッツオという、地上で高慢だった人物が霊界で修行して高慢の鼻を否応なくへし折られ、そしてまともな魂として立ち直るのにどれだけ苦労していくかを描いていく話だけに、「人がちゃんとした生き方をしないと、死後どんなに大変なことになるか」という説得力が抜群です。
また、この世でも『愛』の大切さは言われるものの、霊界では本当に各自の持っている『愛』の強さこそが、本人が霊界をわたっていくためのいわば『通行手形』=『全財産』であり、私流の下品な喩え方を許してもらえるならば、霊界における『愛』とは、いわばこの世における財産=『お金』にさえ匹敵するものだ、ということです。したがって、この世に生きている間に、自分や家族のことだけでなく、他者のことも真剣に考えるような生き方をして人間としての自分の魂を成長、発達させておかないと、来世ではやっていけない、ということだと思いました。この価値観に沿って、マスコミから教育まで、社会のすべてを変えないと、人類の将来、そして来世はない、と思いましたネ。^^ゞ
最後に、翻訳は、まったく英文を意識させず、すっと胸に刺さってくる渾身の名文だと思いました。
おもしろかった
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このシリーズは、死後の世界への好奇心から
読んでみました。
でも、読み終わって思ったのは、
今の地上での世界も、死後の世界も
本当に魂を向上させようと思うのなら、
「やるべきことをする」という点では、
大して変わらないのだなーということです。
スピリチュアルな世界に興味をもっていない時は、
死んだら、こんなめんどくさい世界から抜けて
きっと楽になれる。
早く天国に行きたいなーなんて思っていたけど
そんなのは、甘い考えだったと知ることが出来ました。
堕落した人間が行くのは、堕落した世界なんですね。
(この世界がまた、怖ろしい地獄絵なのです。)
でも、どんなに低い次元に落ちたとしても
上に上がる道があるというのは、
ホントに神の愛そのものだなーと思います。
また、私は死んだら、大いなる源に溶け込んで
高次な世界から、自分を冷静に見ることができると
思っていたのですが、そんな事は無く、
人の性格や欲望は、そのまま残り
それを向上させるために自分と闘わねばならないことも
教えてもらいました。
「魂の霊的な富は、金持ちの王でも、乞食でも
同じように地上生活で獲得できます。
それは、人に愛を与えること、見返りを
求めずに奉仕することで、どんどん増えていくものなのです。」
という言葉は、心に残りました。
このシリーズは、他に≪1≫も読みましたが
≪3≫と重複している部分もあり、
≪3≫だけ読めばよかったかなーとも思いました。
死ぬことが怖くなくなるか、怖くなるかは現世の心構え次第!
★★★★☆
シリーズで読んできましたが正直Uのほうが面白いと思った。
Vは、総括的にあの世のことを話してる感じである。
しかしこの本は読んでいて現世で人はどういう気持ちで生きるべきか
そのことを教えてくれる。
読んでいて幸せな気分になる。一生懸命に真っ直ぐに生きればあの世
は怖くないという気がしてくる。
あの世に行ってから、苦労するくらいならこの世でまともに生きたほ
うがあの世でも現世でも生きることがとても楽しくなるのだ。さあ、
ココロ正しく人にも優しく、素直に生きよう。そんな気になるから
ね。この本。