外骨先生、あっぱれ。
★★★★☆
この人の「滑稽新聞」。
確か筑摩で復刻版を出していて、面白かったのだけど、もう絶版だろうな。
一連の著作の中から、選び出した文章だけを拾ったのがこの本。
何でもない文章が機知に富んでいて、好きだ。
最期は東大新聞研究所の基礎を築いた訳だけど、今のマスコミを見たらどう思うだろう。
元旦号の別刷り。毎年、何じゃと思うけど、この人にかかれば「古新聞買いの大馬鹿」の一言になる。
新聞のインクが数日で消えてしまうような仕掛けはできないかと言っているけど、これなんかも面白い発想。今は脱墨して古紙に再生しているけど、消えてしまえばもっと再利用が楽になる。