重いです。
★★★☆☆
Jazzは身体で歌うものだと思っています。上手に綺麗に歌おうとしないでください。生きている時間が輝いている時、反対に奈落に落ちるかと思う程悲しいとき、或いは、例えば声が潰れたり、心が張り裂けそうな時、それでも身体の奥から湧き上がってくるような「歌いたい」という思いがあるなら、それを頭や心を通さずに、リズムに乗せてうんと軽く身体に歌わせて見たらどうでしょう。Jazzの聞き手にとって身体が共鳴して反応してしまうような歌が良いと思うのです。たとえば嬉しくて手を叩いたり足踏みしたくなったり、歌のpathosに感じて涙が零れてしまったり。たとえば、と考えてみて ella fitzgerald の september song を思い出しました。溢れるような思いを過去に流し、抱えきれないような気持ちを心の奥に鎮めて、生きて愛して老いていく切なさを吐息のように歌っています。心臓がぎゅっとつかまれるようでした。時期がきたら是非布施さんに、彼なりのこの曲を歌って欲しいと思います。
最高!!!
★★★★★
布施明さんは元々好きなんですが、彼はjazz歌わないのかなぁ〜?きっとステキなんだろぅなぁと思っていたら、あった!
彼独特の熱唱系の声とはまた違って、キレイな英語の発音としっとりとささやくように歌う歌声はまた最高です!!
朝、移動中、夜と年がら年中聴いてます♪♪♪
布施明ファンでない人たちにも聞いて欲しい
★★★★★
しっとりあり、スウィングあり、JAZZが好きな人も苦手な人も、布施明といえば絶唱すると思っている人も、布施明といえばもう昔の人と思っている人も・・・全ての人に聞いて欲しい1枚。きっとあなたの知らない布施明が見えてくる・・・はず!
あたたかなひと時を
★★★★★
このCDをより多くの方に聞いていただきたい。「布施明って誰?」という若い世代も「知ってるけど好みじゃない」という方もだまされたと思って耳を傾けてもらいたい。「霧の摩周湖」や「シクラメンのかほり」だけではないということがわかっていただけるはずです。日本にはこんなジャズシンガーがいたのです。
JAZZっぽさが新しい魅力
★★★★★
ともかく上手い!!元々歌唱力では定評があるが、どちらかといえば熱唱型の評価が高い。この様にソフトに唄うことはあまり無かった。代表曲の「シクラメンのかほり」も熱唱型ではないが、力を無理矢理抑えた感じが強い。このアルバムには力みがなく、むしろ唄っている事の楽しさが伝わる気がした。JAZZ通の人達には異論もあるだろうが、JAZZっぽい物をお探しの人にはお勧め。収録されている曲もスタンダードなので、入門にもなるかもしれない。バンドの呼吸もなかなかのものである。個人的には「I'm a fool to want you」がいい。ギターのバックがとても洒落ている。