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クリスマス・プディングの冒険 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

価格: ¥945
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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クリスマスに家庭でプディングを ★★★★★
クリスマスに家庭でプディングを作る習慣があることを始めて知りました。
最初のクリスマスにプディングを作る話は、ポアロものにしては、つくりが丁寧な気もしました。
ただ、なぜ、ポアロがプディングの中のものが予測できたのかの説明が、なんとなく不十分で、消化し切れていない気がしました。

シャーロックホームズと違って、ワトソン役のヘイスティングがいなくても、平衡感覚は崩れないのが面白いような気がします。むしろ、ヘイスティングがいない方が、均衡がとれているかもしれません。
まあまあの短編集 ★★★☆☆
表題作の「クリスマス・プディングの冒険」は、数あるクリスティの短編の中では傑作でしょう。
英国のクリスマスの雰囲気が感じられて、愉しいです。
「ポワロのクリスマス」なんかより、クリスマスに読みたい本です。

あと、マープルものの一篇もなかなか良かったです。
満足 ★★★★★
 ポアロの話にヘイスティングが出て来なかったのは寂しかったですが、
 おなか一杯になるストーリーでした。
 そして唯一マープル作品の「阿房宮」の話も面白かったです。
 彼女の初期条件を破壊し、新事実を構築したのが印象に残っています。
名探偵と解き明かすクリスマス・ミステリー ★★★★★
ある外国の王子が高価なルビーを女に騙し盗られてしまった。英国政府からルビーを取り戻す依頼を受けたポアロは、調査のために滞在客を装ってクリスマスを田舎の邸宅で過ごすことになった。ところがそこでポアロを待ち受けていたのは、新雪のなかに血まみれで倒れた少女だった。・・・
今回、新たに出た「クリスティー文庫」版の表紙は、ドアの向こうに見えるクリスマスツリー。ドアの向こうにどんな物語が待っているのか、わくわくすること間違いなしです!
『クリスマスプディングの冒険』では、クリスマスの晩餐メニューの様子が丁寧に書かれていて、読んでいるうちに食べたくなってきます。特にプディングは「青と赤の輝かしい湯気」が立ち上って、中には独身用のボタン、指輪、貨幣などがこっそり入れられ、それで将来を占うという楽しい場面もあります。もちろん、外には大きな雪だるま!ポアロと一緒に古風な英国のクリスマスを満喫できます。他の物語にも、スペイン櫃、夢、黒いちごのパイなど、小道具の利いた短編ばかり。どの物語もユーモアがあって、ミステリーながら読んで楽しめます。